自分が使った花材事典:ガーベラ(黄)

2019年4月17日

私の好きじゃないガーベラです。。。

このブログでも再三書いていますし、seiのリアル知人の方なら、更に聞き飽きた話題だと思いますけど、私はガーベラが嫌いなんです。理由は「気持ち悪い」から。

でも、近いうちに、展覧会花材として使うかもしれません。

大っきらいでも、花材としては扱えるところがワカラナイ、という人がたまにいます。そういう人の方が、表現者としては純粋なのかなあと思います。
私は、「この作品には役に立つ」と思ったら使えちゃうんですよね……こういうのは、不純な気がする。なんか、枕営業的な気がする。

そんな、ガーベラ嫌いの私に、「この花で、一番魅力的なところはどこですか?」と聞かれたら、
「値段です!」
ってことになります。
画像のガーベラは、一本50円。100本買っても、5000円です。

ガーベラの茎にワイヤーを入れる

安いだの嫌いだのという話ばかりするのもアレなので、少しは役立つことも書いておこうと思います。
と言っても、フラワーアレンジやいけばなをする人には今更な知識かもしれませんけど。

花展で、ガーベラをまっすぐに高く立たせるようなときなど、絶対にガーベラにおじぎしてほしくない場合に、茎の中にワイヤーを入れる、という技法があります。(技法って言うほど大それたものでもないかな)


↑ガーベラの茎の真ん中に、ワイヤーを入れました。20番くらいの固いワイヤーが刺しやすいです。
やわらかいワイヤーだと、差し込むときに曲がってしまいますし、きれいに刺せたところで、「まっすぐ」を保つための支えになってくれません。

ワイヤーは、この長さのものが入っています。

首元には届かない長さでした。

ガーベラにワイヤーを刺すのは簡単で、一回や二回でコツをつかめると思います。ガーベラの茎があまりにもカーブしていると難しいこともありますが、超不器用な私でも、そんなに困った経験はありません。(個人的には、フトイに刺す作業のほうが嫌です)

ワイヤーを刺せば折ったり曲げたり自在にできる?と思うかもしれませんが、最新の注意を払って扱わないと、ガーベラの茎が裂けたり割れたりしてきれいにできません。また、どんなに注意深く扱っても、ピンピンに水が上がっている元気な茎は、そう簡単に曲げさせてくれずに裂けてしまいます。むしろ、クタクタしている茎だと、結構こっちの言うとおりに曲げさせてくれることがあります。