自分が使った花材事典:サンキライ(グリーン)

2016年4月2日

サンキライの実物と言えば、赤い実を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、グリーンの実の美しさも捨てがたいものがあります。私個人としては、グリーンの方が好きなくらいです。
こちらの記事に、赤い実の画像が貼ってあります→サンキライの実
赤も、もちろんきれいなんですけど、「瑞々しさ」という観点からいくと、グリーンの方が圧倒的に上です。

グリーンの方は、葉っぱ付きです。
初夏の風を感じますねえ。
茎もしなやかですし、葉っぱの形が丸っこいハートみたいでかわいいです。

赤い実のサンキライというのは、あれは「ドライ」もしくは「ドライになっていくのを前提とした切花」なんです。季節的に、必然的にそうなります。茎も固く、葉も落ちて、でも、色づいた実のかわいげや、クリスマス素材としての魅力を持っていますので、赤は赤でいいもんです。私は、いけばなでも、リース作りでも、ずいぶんサンキライの赤い実のお世話になっています。(草月展で、こんな作品作ってます)

青いうちは、実も初々しいんですよ。

緑の実も、水から離して取っておけば、ドライになることはなります。


でも、このきれいなグリーンが残らないので、私はこれをドライにしたいとは、あまり思いません。
なんか、「変な茶色」みたいな色になっちゃうんですよ。
「変な茶色」じゃなくて……このままうまいこと赤くなってくれんかな、ってよく思います。