ラチェットドライバー（100均）
これはあまり記事にする気がなかったのですが……
ラチェットドライバーです。しかも、100均製。
画像の、二つのドライバーは、どっちかがダイソー（多分、下のやつ？）で、もう一つがキャンドゥだかセリアだかです。そして、どっちかは100円じゃなくて200円だったような気がします。
いずれにしろ、安物の工具です。100均製では頼りにならないと思ったら、いつでももう少しまともな値段のものに買い替える所存ですが、幸か不幸か、買い替えの必要を感じたことがありません。
このドライバーは、どちらもいくつかのビットとセットになって売っていました。
しかし、市販のビットを装着可能です。私は電動ドリルドライバー用に買ったビットを、このラチェットドライバーにも付けて使っています。つまり、錐とかブラシも付けられるわけです。
記事の最初に書きましたが、私はこれをあまり記事にするつもりがありませんでした。なぜなら、私の身近ないけばなの先生方、つまり草月流の先生方には、この道具はバカにされるからです。草月流の先生は、すごく普通に大工さんが使うような電動工具を持っていて（マキタとか持ってるんだ。すごいことだ）、それを下回るスペックのものを、あんまし認めてくれません。
しかし現実に、私は2m級くらいの生け込みの現場には、ほとんどラチェット2本で行ってしまいます。
もちろん、丸太みたいな素材どうしをビス留めするには、手動のドライバーではすみません。そんなんは、当たり前です。しかし、お稽古サイズよりは太いよね、程度の枝のビス留めは、本当にラチェット2本（1本はドライバービット、1本はドリルビット）で不自由しません。
そもそも私は、よほどの現場でないと電動工具を持ち込みません。ビスと100均ラチェット2本、切番線とシノ、麻紐、だけで、店の天井につくような大きさの生け込みも済ませられます。
手動ドライバーは、ラチェットでないともうめんどくさくて耐えられないと思います。普通の、いちいち持ち替えるタイプのドライバーだと、作業時間が倍ほどかかるので、「キーーーーっ」ってなると思います。
でもラチェットであれば100均製で全然かまわないほどの低いこだわりしかありません。
この程度の道具で、そんなに困りません。そんなに困らないどころか、職業的に生け込みしている私の主力ツールです。
でも、「そうなんだ！」と思って竹オンリーの大作とかをこれで留めようとするのは危険ですのでおやめください。