プラスチック剣山
一般的な剣山は、金属でできています。しかし、上の画像のような、プラスチックの剣山もあります。
プラスチック剣山には、各種の形・サイズ・色があります。
プラスチック剣山の種類
プラスチック剣山で一番よく見かける形は、上の画像のような大丸剣山です。このほかの主なものは、小さい丸剣山、三角、長方形です。
それぞれの形の剣山に、サイズの大小があります。
色は、これも上の画像のようなクリア(これが一番多い)、青、緑、ピンクなどがあります。
私は、クリアな丸の大小と、同じくクリアの長方形を持っていて、今のところ色付きが必要だと思ったことはありません。
プラスチック剣山は、素人向けのツール
プラスチック剣山は、金属の剣山のような重量や耐久性が無く、使い道はあまり多くありません。花のプロよりも、むしろ家庭の花飾りの方に、大きな需要があるように思います。花瓶の中でばらけてしまうような花を、ちょっとまとめるようなときに、たいへん役に立ちます。
プラスチック剣山は吸盤付き
プラスチック剣山の裏側はこのようになっています。
↑三か所に裏に吸盤が付いています。水中で、この吸盤がぴったり花器にくっつくと、なかなか離れません。手で引っ張って取るのが難しいこともあります。
小さいプラスチック剣山にも……
↓裏に吸盤が付いています。
プラスチック剣山は、軽い・短い・柔らかい花材のためのもの
プラスチック剣山は、それ自体が軽いので、重い枝などを刺すとさすがに吸盤が外れます。
枝でなく、花ものや葉ものでも、丈が長いものだと重さで外れてしまうので、立てようとするとそこそこの長さのものにしか使えません。それに、あまり固い素材を挿そうとすると、針が折れてしまいます。
つまり、プラスチック剣山は、挿す花材を選びます。
プラスチック剣山は、水の中で消える!
いけばなで、プラスチック剣山を使って一番便利なことは、透明なので、水に溶け込んで消えてくれることです。金属の剣山は、葉を前に下ろして隠したり、砂利を敷いて隠したりしなければなりませんが、アクリル剣山は隠す必要がありません。
透明な器にも溶け込んでくれますが、色の濃い器の方が、よりうまく溶け込んでくれます。
実際にお目にかけましょう。まず、水の入っていない器にプラスチック剣山を入れてみます。
そこに水を張っていきますと、だんだん消えていきます。
消えたところに花材をさすと、花が一人で立っているように見えます。
プラスチック剣山はどこで買える?
プラスチック剣山は、花の資材屋や、華道具店はもちろん、ハンドクラフトのお店や、花瓶が充実しているような雑貨屋さんでも買うことができます。が、そんなに多くは流通していないように思います。素人さんにこそ便利な道具だと思うので、もっと気軽に買えると良いと思うのですが……。
プラスチック剣山丸大 /GL000700プラスチック剣山丸小 /GL000701
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません