備前焼角投げ入れ
※花器カテゴリは、管理人が自分の所有花器を管理するために作成しているものです。(何らかの方法で管理しないと、持っているのを忘れることがあるので)
頂き物です。親しい方が亡くなって、その方のご家族から「譲らせてほしい」ということで頂戴しました。備前は好きなので、大事にします。
この花瓶、故人が実用的に使っていたものなので、作品や作者の来歴がわかるような説明書きなどが、とっくにどこかに行ってしまっています。さて、誰の作品なのでしょうか。
箱には、窯の名前が書いてあるのですが、古いのでほぼ消えそうになっています。
↑「東山窯」? ネットで検索してもあまり分かりませんでした。
備前なので、作者がはっきりわかる証拠は、花瓶の本体についてはいます。下の画像についている掘り込みのサインみたいなのが、作者の印です。
しかるべき情報(ネットや本で)を調べれば、これが誰の作なのかわかります。
……でもね~。面倒なのね~。備前の作者多いし。現役の人ではない可能性も高いし。
というわけで、今はちょっと調べる気力がありません。いつか、きっちり調べておきます。
花瓶自体は、とても使いやすいサイズと形です。
どこから見ても、少しずつ印象の違う模様。自然の釉薬だからでしょうか。
そして、この器は「円柱型」ではなくて「角柱型」なんですよね。
角柱はあまり持っていないから、すごくうれしい。
↑恒例の、口の大きさチェック。お稽古用にちょうどいいくらいの大きさです。
でも、お稽古場に出すのはちょっともったいないので、もし出すとすれば、私が何かしらの仕事に使った後にしたいと思います。
渋くて、意外と洋花も合って、大きさと形が手ごろという、いけばな屋としては本気で使えるヤツです。元の持ち主さんが、飾りものにせずに実用品にしていた意味がよくわかります。
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