自分が使った花材事典：牡丹（聖代）
品種名「聖代（せいだい）」。
豪華絢爛な牡丹でございました。
この花は、鉢入荷したものです。鉢でうちに来た牡丹を切っていけました。
鉢がうちに来たときには、結構かたいつぼみでした。
私は、牡丹を育てたことが無く（うちの実家にはあったのですが、数年で無くなってしまった記憶があります）、水管理で失敗したりして、開花が危うくなったこともありました。そのせいで、開花したときの喜びは大きかったです。
うちのベランダで、少しずつ開いてきたつぼみ。
このくらい開いたタイミングで、切花にしました。
牡丹は、開くにつれて、びっくりするほど大きい花になっていきます。つぼみのときは、私の拳よりも小さかったのに、開いたら私の手のひらよりも大きくなっていました。
徐々に大きくなっていく花の様子をご覧ください。
↑このくらいの開き方が、上品で良いと思う人の方が多いかもしれません。でも、私は、もっとグワッと開いて、砕け散る寸前くらいになったものが好きです。
このくらいまで開いたの、良くないですか？ 牡丹だけでなく、私はバラも開ききったものが好きなんです。
たしかに、花屋に並ぶ切花だとすれば、この状態は「売り時」を過ぎています。しかし、花の実質の頂点はここだと思うんですよね。
下の画像は、花弁を落とす直前の様子です。
この段階にいたって、まだまだ美を持っている！
実は、散った後も美しくて、あまりにも別れ難かったので、私はきれいな花弁を拾い集めてポプリにしました。
つぼみから咲き終わりまで、牡丹を心から堪能させていただきました。