自分が使った花材事典:クジャクソウ(紫)

2018年9月12日

画像のクジャクソウは紫ですが、白もありますし、ピンクもあります。一番一般的なのは、白だと思います。

クジャクソウは、比較的安価です。そのわりに、丈があります。そのため、あまり原価をかけられないけど、大きさは出したいようなときに便利に使えます。
「クジャク」という名は、大きく広がるところが、クジャクの羽に似ているというところから付いたのだと思います。

こういうことを書くと、敬遠する人が増えるかもしれないのですが……仏花にも重宝するときがあります。
あの、「仏花」と私が書いたからと言って、リビングに飾るのを遠慮する必要はありませんですからね、そのへんよろしくね。
なぜか、「仏花」「仏束」と言うと、「仏専用」にしたがる人が多いんですよね。縁起悪いとか思うのでしょうか。(でも、そんなこと言ってたら、カサブランカも胡蝶蘭も、ギフトになんか使えなくなりますよ)

クジャクソウは、菊の仲間なので、持ちも良いです。たすかります。こういう、底力のある花を、もっと日常的に愛していこうじゃないかと思います。

いけばなの花材にもクジャクソウは使われます。バサバサになって収拾が付かないようになるのはちょっとかっこ悪いと思いますが、そんなに扱いが難しい花ではありません。

1個1個の花に注目すると、可憐さにうっとりします。

こうやって見ると、ミヤコワスレみたいですね。
しかし、花の人気で言うと、クジャクソウはミヤコワスレに、相当差をつけられていると思います。
クジャクも、十分魅力的だと思うのになあ………頑張れクジャクソウ!