樹脂製花留め 「アイスキューブ」

2020年2月23日

◆花留め比較シリーズ:樹脂製花留め 「アイスキューブ」

パッケージには、「アクリル樹脂剣山」と書いてあります。が、針のある剣山とは別物で、「花留め」という意味で「剣山」という言葉を使っているだけです。

上の画像ではわかりにくいかもしれませんが、要するにアクリルの四角い物体に穴が9個開いていて、花をその穴に挿して留める、というものです。
この「アイスキューブ」は、ごく簡易的な花留めで、素人向けの道具です。なので、我が家では、この花留めの出番はあまりありません。

もともと、資材提供されてうちに来た道具なので、自分で使いこなそうという気持ちもあまり持っていません。
この道具は、むしろ素人さんにこそ役に立つタイプの花留めだと思います。

9個の穴あき

アイスキューブの、花を挿す部分に寄ってみましょう。

この、でこぼこの部分が、花を挿せる穴になっています。

真上から見ると、下のようになっています。

アイスキューブを器に沈め、花を挿すときに、この穴ぼこを頼りにしていく、という使い方をします。

アイスキューブを使うメリットとデメリット

アイスキューブを使うメリットは、

  • 技術が無くても使えること(挿すだけです)
  • 透明な器の中にも仕込めること

などです。最も大きなメリットは、最初に挙げた「技術が無くても使えること」。とにかく誰にでも簡単に使えます。

一方、デメリットは、

  • 穴の大きさよりも太い花材は挿せない
  • 穴が垂直なので、花が真上に直立することが多い
  • 意外と高い(1,000円以上する)

などです。

「アイスキューブ」を、実際に使ってみる

アイスキューブの穴に花の茎を挿すというのは、要するに下のようなことになります。

挿すだけなので、子供でも使えます。
難があるとすれば、垂直な穴に立てるので、花が突っ立ってしまいがちなことなんですが、それでも花がひっくり返ってしまうよりはずっとマシです。

花瓶に使ってみた画像を下に貼ってみます。
まずは、花瓶に対して少なめの花を立ててみます。広い口の花瓶に少ない花を挿したら、普通は勝手に立ってくれるわけはないのです。

↑これだけ立ってくれたら、飾りやすくなります。器の中の花留めの存在も、よほど注意深く見る人でないと気付きません。
上の花瓶に、メインになる花を3本ほども加えたら、すごく自然に飾れる花になると思います。

もっと小さくて丈の低い器でも試してみましょう。上の例とは毛色の違う花を挿してみます。

挿す花に長短をつけると、ちょっといけばなっぽい花にすることもできます。

ギフトには喜ばれました

個人的には、この道具は、「花をしっかり留めるもの」というよりは、「花を挿すときに、ちょっとしたガイドになるもの」だと思ってます。
家庭でよく飾る長さ、本数の花を、家庭によくある花瓶に飾るときに、もっとも「ガイド」の力を発揮してくれるものだと思います。本職の生け花人には、それほどの力を貸してくれる道具ではありません。

しかし、だとすると、ややお値段が高いような気がします。「ほんの少しのガイド」であれば、もっと安っぽい素材だとしても、1,000円を切る値段でないと、素人さんは買わないんじゃないかと思います。
ただし、本職の生け花人から、素人さんにこれをプレゼントすると、結構喜ばれます。私は、自分用には買ったことありませんが、人に差し上げるためには何度か買っています。