真夏の不思議話

このブログで、何度か「木刀」と呼んで記事にしたサンスベリアが、なんと未だに少しも衰えず健在でおります。

そもそも、一番最初に記事にしたのは、去年の7月22日で、すでに一年以上前のことです。「ほっとけば、面白い枯れ物になるんじゃないかなあ」と思って、水から離して道具部屋に転がしたまま、一向に枯れる気配が無いのに驚き、今日まで何回か記事にしています。

私、今まで色んな花材を扱ってきましたが、一年ほっといても変化しない「生の切花」など初めて見ました。経験豊かないけばなの先生なら、「竜舌蘭なら、水から離しても相当原型を保ったままでいる」ことをご存知だと思います。私も今までは、「放っておける花材第一位」は、竜舌蘭だと思っていました。しかし、私の経験からすると、竜舌蘭でさえも、ギリギリ7~8ヶ月くらい持たせるのが限度です。そこから先は、縮んで枯れ物になってしまいます(ヘタすると腐ります)。
ところが、うちの「木刀」は、瑞々しい緑のまま、何の変化もありません。私の予想では、「根元側から、徐々に茶色くなる」と思っていたのですが、未だにそんな気配はありません。

と、いうことを、同じ稽古場の仲間に話したら、
「そんなバカな。見た目はグリーンでも、実は中はスカスカに乾いてるんじゃないの?」
と言われました。
その可能性は私も考えておったのですが、未だにずっしりと重いので、乾いていることはあるまいと思いました。
しかし、人にそう言われたもので、好奇心に勝てなくなり、根元のほうを、少しだけナイフで削ってみました。
そしたら、じゅわっと水分が出てきました!
正真正銘、やつは一年前と変わっていないのです。こんなこと、あるだろうか。数ヶ月前に、竜舌蘭を越えた時点で、「うそお」と思っていましたが、ますます信じられない思いです。

やつは、いつ変貌してくるのでしょうか?
そして、最終的に、どんな姿になるのでしょうか?
「木刀」の生命のパワーは、しがないいけばな屋さんに、何をもたらすのでしょうか。
(なぜか、最後をロッド・サーリング風にしめてみる)

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