再確認いたしましょう
※旧ブログの記事です
ここ一週間ほど、植物の水やりについて、世間様が結構誤った認識を持たれていることを痛感することが何度もあった。
植物の水やりの基本を再確認すると、↓のようになる。(①については、植物により異なる水管理が必要な場合もあります)
①植木は、土の表面が乾いたら、たっぷり水を与える
②切花の水は、常に切らしてはいけない
しつこく繰り返すが、↑①は、ケースにより、異なる場合があるので、全植物共通ではない。
不思議なことに、
「植木には、毎日ちょこちょこと水をやる」
「切花の水は、無くなってきてから継ぎ足す」
という方が、世間の大半のようなのである。
これは、ほとんど真逆の認識である。
特に、アレンジメントの水やりが、ほとんど理解されていない。
あれは、毎日水の様子を見ていただき、「水が無くなった」状態を作ったらアウトだと認識ください。
そして、ものすごーく誤った幻想が広まっているようなので、これも再確認させていただきたいのだが、アオシス(生花用給水スポンジのこと。アレンジの籠の中の緑の物体のことです)は、花を魔法の力で守る不思議物体ではありません。あれは、水をキープし、花留めの役目をする物体であって、花の鮮度を保持する力など備わっておりません。「アオシスに刺さっていれば、切花は大概のことから守られる」という認識は間違いです。(注 花屋さんは、アレンジメント作成のときに、切花鮮度保持液をほぼ必ず入れるので、真水に入れた花束よりも持ちがいいと感じるお客さんがたくさんいるだけのこと)
花を飾るって、日常からかけ離れたことでもないのに、不思議とこのような常識が定着しないのはなぜなのだろう?
お料理なんかだと、プロが一回テレビで言ったら、すごい速さで定着していくのに。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません