花菜ガーデン バラ園(神奈川県)

2025年12月3日

花菜ガーデン バラ園とは

花菜ガーデンとは、「かなガーデン」と読み、正式に言うと「花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデン」です。農業と園芸関連の体験型施設として、神奈川県が運営しています。
その花菜ガーデンの中に、「薔薇の轍」というバラ園があります。
施設全体から見ると、面積の4分の1以下(私の体感したおよその感じで書いてます!)くらいのゾーンではありますが、バラのシーズンには、間違いなく施設の目玉と言える存在になります。
下の画像で、赤く囲んだ部分が、バラのゾーンです。

もっと評価されるべきバラ園です!

バラに特化した施設ではないのに、非常に充実したバラ園です。

なにしろ、品種数は約1300とのこと。これは、京成バラ園河津バガテル公園と同等です。(そのわりに世間の認知度が低い! 納得できない!)

実際にバラ園内を歩いた感想としては、「あの広さの中に1300品種もあるの?」と感じないでもないのですが、1300品種は花菜ガーデン公式が言っていることなので、たしかな情報です。

確かに、私はだいぶ見たこと無い品種にお目にかかれました。レア品種、いろいろあります(例:センターピース、フランボワーズショコラ etc)。
オールドローズファンにもおすすめです。オールドローズ以前の原種系バラが好きな人には、さらにお勧めです。
特に、原種系バラは、そのおおらかな姿を伸び伸びと見せていて、魅力的だと思いました。

とてもゆったりした施設です

施設内は、大きな敷地をゆったりと使っています。センターフィールド(施設の真ん中の広い芝生)の大きな空間が、それを象徴しています。

とても気持ちの良い空間で、子供さん連れのファミリーも多く来園していますが、アトラクション的なものを期待している子供さんはがっかりするかもしれません。花菜ガーデンは、植物・園芸・農業に特化した施設ですので、のんびり植物たちを眺めるか、農業体験する楽しみを求めて行ってください。(キッズ用の、小さな公園くらいな、遊具で遊べるエリアならあります)

広いので、園内が混み合うことは連休の際などでも少ないですが、バラのシーズンにはバラのエリアに限っては混み合います。

平塚って、山が見えるんですね

私は、平塚って、東京から見ると横浜よりは先だけど、そこまで遠いところとも思っていなかったのですが、花菜ガーデン最寄りバス停(平塚支援学校前)で降りたときに、「こんなにのどかなところなのか」と思いました。

うっすら山が見えます。周囲に山が無い関東平野で育った人間としては、ちょっとびっくりです。

園内からも山が見えます。周囲に高い建物も無く、園の中も外も緑ゆたかです。

非常にのどかな環境にあるので、周りになんにもありません。花菜ガーデン入園時に、「判を押したチケットを見せれば、当日中何度でも再入園可能」と言われますが、これは、入園ゲートのすぐ外(外だけど敷地内)にあるショップやレストランに行くために、ゲートの外に出て大丈夫だよ、というほどの意味です。近場にはコンビニすらなく、なにか買ったり、飲食したりするのは、施設の敷地内でするのが現実的です。

周りは畑ばっかりで、畑の中をぷらぷら散歩したいなら、それも良いかもしれません。
施設の近くで、唯一私が興味を持ったのは、施設にほぼ隣接しているJAの直売所でした。東京まで電車で帰るので諦めましたが、もう少し近かったら、野菜など買いたかったです。

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