自分が使った花材事典:ヤツガシラ(葉)

こちらのヤツガシラの葉を切ったものです。

画像だと大きく見えるかもしれませんが、実際は長さ20cm程度です。葉っぱも、だいぶ小さいです。

小さいながらも、ちゃんと芋の葉っぱになっています。

かわいい巻き葉が付いています。

あまりにもかわいいので、これを本気のいけばなで生けたいな、と思いましたが、「どうせ水が揚がらないんだろう」と思いました。カラジウムなんかもイモ系ですが、とても弱いので、このヤツガシラもそうなんだろうと。

で、とりあえず、ミニ花瓶に放り込んで、何日持つのか観察することしました。

上の画像は、初日のものです。株から切って、直ちに水につけた切り花ヤツガシラです。それが、一日たつと、

↑このようになりました。むこう向きの葉っぱがくしゃっと縮んでいます。縮んだ葉っぱを正面から見ると、下のようになっています。

周囲から縮んで、色も黄色くなっています。
一番大きかった葉っぱは、一日しか持たなかった、ということです。

縮んだ葉っぱを切り取り、同じ花瓶に入れたまま観察を続けましたが、三日目までは、特に変化なし。四日目になったら、大きな葉も小さな葉も、全体的に黄色っぽくなって生気が無くなりました。

つまり、ちゃんと飾れたのは3日間、ということです(途中一枚ダメになったけど)。家で、気軽な切り花にする程度にしか使えないと思います。本気の展示花にするなら、イモごと掘り上げれば可能かと思われます。