自分が使った花材事典:沈丁花(2種類)

沈丁花を二種類使いました。

沈丁花は、もっと切り花で流通してほしい!

この記事の沈丁花は、二種類とも切り花として買ったものです。私は、お金を出して沈丁花を買うのは初めてだと思います。
昔、実家に沈丁花があったので、花が咲くと切って使っていました。そのころから、「なんで花屋で売らないんだろう」と思っていました。

今考えても、なんであまり切り花流通しないのか、意味が分かりません。もっと流通させてごらんよ。売れるよきっと。

香りがとても良いし、つぼみはちゃんと開くし、水揚げも良いです。何をためらっている。一刻も早く大量の切り花出荷を検討するべきだ。

てゆーか、積極的に切り花出荷しない理由を述べなさい。水揚げの悪いミモザなんかより、ずっと売れると思うがその辺どうですか!(ミモザ大好きですけど、扱いは簡単じゃないと思うので)

という考えでおったものですから、たまたま見かけた沈丁花の切り花を、二種類買ってしまいました。

沈丁花(白で、裏弁が紫)

一般的に、このタイプの沈丁花の方がよく見かけられます。

開いた花は白ですが、つぼみは赤紫で、それが咲くと、「表弁白 裏弁赤紫」になります。

裏弁の紫が、ところどころチラチラ見えます。

画像見てるだけで、あの香りが香ってくるようです。道を歩いていて、どこかから沈丁花の香りがする、もうそんな季節か、と思ったりすることも、よくありますよね。

↑このつぼみ、5日後までに、全部開きました。

上にも書きましたが、沈丁花は水揚げは良いです。ほっといたら、花瓶の中で発根するくらいですから。

沈丁花(白)

うちでは、上の「裏弁紫」と一緒に飾っていました。

清らかな、純白の花です。

↑半分くらいつぼみでしたが、これも全部開きました。

二種類の沈丁花を飾って、とても満足しました。心残りは、それぞれの香りを明確に比べなかったことです。
どっちも良い香りだったし、家じゅう良い香りになっていたので、例えば「白の方が甘い香りだ」とか「裏弁紫の方が、やや香りが強い」みたいなことを見極められませんでした。
どっちも「良い沈丁花香」だったのだから、それで良いっちゃ良いんですけど、比較できる環境だったのにそうしなかったのが残念だったなあ、と、ちょっと思います。