管理人の花道具 番外編:フラワーホルダーピン

2019年12月24日

花道具とは言いがたいアイテムなので、本サイトではなくて、ブログの方にアップしたいと思います。
記事タイトルを「フラワーホルダーピン」としましたが、これは私が勝手に呼んでいる名称でして、正式にはなんというのか分かりません。

フラワーホルダーピン

人様からいただいたものなので、いくらくらいするのか、どういうところで売っていたものなのかなど、まったく分かりません。いただいたのは、私が二十歳くらいの頃ではなかったかと思います。

画像を見ていただければ、およそどんな目的のものか、想像がつくのではないでしょうか。

フラワーホルダーピン

透明な部分の材質はガラスです。要するに、ものすごく小さい花瓶にピンをくくりつけたようなものです。これは、ガラスの部分に生花を挿して、胸飾りにするためのピンなのです。「コサージホルダー」と言っても良いのかもしれませんが、一般的なコサージの軸を入れるには、ガラス容器が小さすぎます。花一輪入れるくらいのものですね。(無理すれば2~3本入るかもしないけど)

フラワーホルダーピン

下の画像のように、ピンの針先を、服に留められるようになっています。

フラワーホルダーピン

これをくださった方は、「花の好きなやつだから、喜ぶだろう」と思ってくれたのでしょうね。もらったときは、私もちょっと嬉しかったです。
しかし、これはなかなか実際に使用できるものではないということに、私はすぐに気づきました。そして、思ったとおりに、現在まで一度も使う機会はありませんでした。

現在の日本では、胸に生花を飾って、デートかなんかで外出、というのは、あんまし普通ではありません。生花をアクセサリーに出かけるとなると、フォーマルな服装で、フォーマルな席に行く場合に限られると思います。
しかし、フォーマルな場で生花のアクセサリーであれば、生花コサージの方が一般的です。胸のホルダーに一輪のバラを挿していく、という人はあまり居ないと思います。てゆーか、私は一度も見たことないです。

しかも、私は結婚式などに出る場合も、生花コサージなんてつけたことがありません。フォーマルなお出かけ前に、面倒なワイヤーワークを駆使するコサージなんて作りたくないし、かといって、人に発注するのももったいない気がするし……。
そんなヤツが、このような特殊な「生花ブローチ」を使うわけがないです。これから先も、多分使わないと思います。それでもまだ持っているのは、私がなんとなくこのホルダーピンを気に入っている部分があるからなのでしょう。

と、いうことを書きながら今思ったのですが、このホルダーピンがあれば、コサージに仕立てなくても生花をつけて歩けるんですよね。
あの「テープとワイヤーでがんじがらめにされたコサージとかいう物体」に頼らずに、生花をつけられるんだ。花をしかるべき長さに切って、ホルダーに放り込んだらオールOKなわけだ。一瞬でできるじゃん。小一時間もかかるようなコサージとは大違い。
花の取り合わせなんて考えず、一本の花を潔く入れたらそれで済むし。「フォーカルポイントがどうの」とか言うこともなく、「やっぱりグリーンが無いと様にならない」とか言うこともなく、きれいだと思った花をただ切って入れる。このほうがずっと、私の好みに合っているんじゃない?

でもねー、やっぱり使う可能性は低いですね。現実的に考えると。
なので、せめて一度だけ、「生花を入れて服の襟につける」ということをやってみましょう。

フラワーホルダーピン

うん。これで気が済みましたってことで、いいにしよう。

フラワーホルダーピン

上の画像で、ホルダーに挿しているのはミニバラです。そんなに大きい花を入れられるホルダーではありません。

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Posted by sei