自分が使った花材事典:つゆ草

うちのベランダ産のつゆ草です。

どこにでもある雑草ですが、勝手に生え出してきたのではなく、私が種を取ってきて鉢にまいたものです。
まいたのは2年前で、実は2年前のガーデニング記事には登場済みです。

つゆ草は、切って生けるつもりはありませんでした。皆さんご存じのように、つゆ草は朝顔みたいに、ほんの数時間しか咲きません。だから花材扱いするつもりはさらさらなかったのですが、ベランダにこれがチラチラ咲いているのを見て「きれい!」と思ってしまい、つい、切り花にしてしまいました。

この青、良い色だと思います。

形も可愛いです。

私は、つゆ草を「正式に」育てていたのは2年前です。自分的には、そのシーズンだけで、栽培はやめたつもりでいます。
じゃあ、なんでこんなに花が咲いているのかと言うと、使っていない鉢の底に、ちょっとだけ土が残っているのがあって、そこにいつのまにか生えてきたからです。

私は、今はつゆ草を育てていません。だから、水をやったこともありません。鉢に土も足さないし、肥料もやりません。
そんな環境でよろしければどうぞごゆっくり、というスタンスのお付き合いをしています。たいていの植物はこれで枯れますが、つゆ草はしぶといのでいつまでも生き残っています。

片隅に追いやられた鉢の中から、無理やり出てきているので、茎も曲がりくねっているのですが、比較的素直なところを選んで切りました。

水揚げは良いので、花瓶に挿しておけば次々につぼみが咲きます。
「水揚げが良い」というか、こいつは茎からやすやすと発根するタイプの花です。
庭に生えたつゆ草を雑草除去のために刈って、刈ったものを数日土の上に放置したら、どうなると思います? そこに雨なんか降って、2~3日庭に出られなかったりしたら、さあこれがどうなると思います?

刈ったすべての茎から発根し、放置された場所で元気に生育を始めます。うっかりすると、刈る前よりも個体数が増えます!
こんなことは子供のころから経験済みなので、花瓶の中で水栽培でもしてみることにしました。

↑切った翌日には、さっそく立派な根っこが生え出しているので、そう簡単には枯れません。水だけの環境で、しばらく観察してみます。