自分が使った花材事典:黒ほおずき

切り花で、「黒ほおずき」で入荷してきて、
「こいつ見たこと有る。(でも生けたこと無い)こいつなんだっけ…なんだっけ…」
と考えても脳内ではヒットせず、ネットで検索して見て、
「オオセンナリのことだ!」
と知りました。オオセンナリは、人が育てているのを見たことがあります。

皆さんご存じの、あのほおずきと比べると、かなり小さいです。その分、リズミカルで、かわいらしいです。

「黒ほおずき」という名称ですが、緑~黒のグラデーションというより、緑~紫のグラデーションです。黒に近いような、濃い紫色が、緑の上に乗っています。
紫の色素を持っているため、花も紫色です。

↑これは、枝から落ちた花です。ほとんどしぼみそうになっている花を、ちょっと手でこじあけて撮りました。苗で育てるとこの花が毎日咲くのを見られます。なんか、「情緒あるナス」みたいな見た目です。

くろほおずきは、ナス科です。普通のほおずきもそうなんですが、属が違います。ほおずきはホオズキ属、黒ほおずきはニカンドラ属だそうで、たいして近い仲間でもありませんでした。

↑生けているときに、落ちたり切ったりしたものです。茶色いものは、すでにカサカサに乾いています。どうやら、簡単にドライになりそうです。

茶色い方の実をむいてみると……

内部で種ができているのが良く分かります。
まだ緑の実はどうかと言うと……

中身も緑色。種はうっすら透けて見えます。

茶色い方の実を割って、中の種を出してみました。これを、まいてやろうと思っています。もし発芽したら、ガーデニングカテゴリの方に登場させます。

〔おまけ〕
珍しくお稽古花の写真を撮ったので、載せてみます。

↑人様の創作が写ってしまっているところを一部白でつぶしました。
(恥ずかしくなったら削除します)