自分が使った花材事典:トルコキキョウ(ローズピンク)

これは草月会館の教室で売っていたものです。

つまり高級生花店の花です。でもこの本数で900円なら安いんじゃない?

良い色だなあと思いました。
私は、自分の家でトルコキキョウを生けるときには、「つぼみを一つ残らず咲かせてやる」ことに命かけるところがあるんですが、このトルコはものすごくよく咲いてくれました。後から開く花は、ほぼ白でしたけど、「真正の白」とは違う色味の白で、これはこれでアリでした。
最期まで、花も全体の姿もきりっとしていて良かったです。

私は30代くらいのころから思っているのですが、「だらしない咲き方のトルコは、あるときから激減した」と思っています。
だらしない咲き方のトルコとは、花の盛りをすぎて、枯れる方向に向かい出したときに、「いかにもダメになり始めました」という感じで崩れていくトルコを指すのですが、そんな咲き終わりを迎えるトルコは、めったに見なくなったように思うのです。
これは、品種改良の力でそうなってきたのか、私が激安トルコをあまり買わなくなったということなのか、あるいはその両方なのか?と思っています。