2022年版:ハロウィンカボチャを育ててみる(4)

前の記事:2022年版:ハロウィンカボチャを育ててみる(3)の続きです

摘芯することにした

前の記事の最後に書いたように、最初の雌花が咲いてから、その後いっこうに雌花が発生せず、そのまま日にちがたっていました。
待てば雌花が出るのではないか、いや、やはり洋種でも摘芯するべきではないのか、と迷っているうちに、気がついたら一か月ほどもたっていて、
「このままでは夏が終わるぞ!」
という危機感をやっと持ち始め、7月10日に摘芯しました。

このブログで何回か書いていますが、摘芯はただ植物の主枝の先端を摘み取るだけで、難しいことではありません。
今回私は、下のような部分を摘み取りました。

2022.07.10

蔓の先端の部分を、花や葉っぱがついているまま取りました。
切り取ったものは、しばらく水に挿して観察することにしました。

摘芯後6日目に、雌花発見

摘芯してから6日目に、雌花を発見しました。

2022.07.16

↑ものすごく見難い画像で申し訳ないです。丸く、ぼわぼわに毛が生えてる部分が、雌花のもとのふくらみです。
この雌花の発生は、摘芯したからなのか、摘芯しなくても出てくるはずだったのか、私には分かりません。
「摘芯後、雌花が出た」という事実を確認しただけです。

新たに種まきしました

摘芯後に雌花が出たもので、
「まだ種があるのだから(温存していました)、第二弾の種まきをしたらどうだろう? 時期的には遅いが、まだこれから暑くなるのだから大丈夫かもしれない。発芽した苗は、今度は最初から摘芯ありきで育ててみよう」
と思いつきました。

そうすれば、摘芯して育てた場合と、ギリギリまで摘芯しなかった場合とを比較して観察することができるわけです。明確な差がみとめられたら、それはそれで収穫だな、と思いました。

というわけで、雌花を発見した7月16日に、第二弾の種まきをしました。第二弾の生育も、合わせて記事にします。

二つ目の雌花、開花→人工授粉→授粉失敗

7月23日に、二つ目の雌花、つまり摘芯後についた雌花が開花しました。
開花画像を出したいところですが、なんと、気づいたときにはしぼみかかっていました。
前の記事にも書きましたが、このカボチャは、8時ころに見に行ったらもう遅いくらいです。とにかくしぼむのが早いです。それが品種の特性なのか、この個体だけのものなのか分かりません。

私は7時半ころに見に行ったのに、もう花が閉まりそうになっていて愕然としました。(いや逆にこれから開くの?とか思ったくらいです)
焦って、ほぼ閉まった花に、雄花の花粉を受粉させました。雄花も閉まりそうだったので、双方「終わりかけ」の状態での受粉でした。

2022.07.23

上は、焦りまくって受粉させた1時間くらい後に、一応残しておこうと思って撮った画像です。9時前くらいの画像だったと思います。

この人工授粉の結果を書きますと、失敗です。
一個目の雌花と同じく、翌日にはなんとなく黄色い気配が現れ、3日目くらいにははっきり「ダメだ」とわかる状態になりました。
最終的に、下の画像のように黄色くなって落ちてしまいました。

2022.07.27

第二弾の発芽開始!

二つ目の雌花が開花したのと同じころに、種まき第二弾の子たちが発芽してきていました。

2022.07.23
2022.07.24

すくすくと大きくなったので、発芽後一週間ほどで、間引いて2株だけにしました。

2022.07.30

この時点で7月も終わり間際です。遅すぎて結実できないということもあるだろうなあと思いました。そうなったら、まだまだ温存している種で、二年前の種になってしまうけれど、来年もう一度種まきしよう、と思いました。

第二弾の苗の植え替え

8月に入ってすぐに、第二弾の苗を植え替えました。

2022.08.01

二つ残した苗のうち、より有望そうな方をプランターに植えました。
第一弾の苗でも、同じように「一番の有望株」を大きい鉢に変えましたが、このときに使った鉢は6号鉢です。
第二弾の苗は、第一弾の苗よりもたくさんの土を抱かせて育てようと思ったので、今度はプランターに移すことにしました。

次の記事に続きます

(4)の記事は、ここまでにします。続きの記事は、2022年版:ハロウィンカボチャを育ててみる(5)としてアップします。