管理人の花器:ピンク×白気泡ガラス花瓶(ガラスのなんちゃって修復方法付き)

※花器カテゴリは、管理人が自分の所有花器を管理するために作成しているものです。(何らかの方法で管理しないと、持っているのを忘れることがあるので)


ピンク×白気泡ガラス花瓶

これは、旧お稽古場の整理のときに、捨てられそうになっていたのを救済してきたものです。

↑私の所属していた稽古場が閉まるときに、教室の花器を門下生の皆さんに分配しました。その分配会で、貰い手が無く、「捨てよう」と言われていたので、私がもらい受けてきました。
もらわれなかった理由は、私にはよくわかります。
まず重いこと(分厚いガラスで、重いんです)、生けやすいわけでもないこと(ガラスがツルツルで留めにくく、いけばな使いにしてはちょいと装飾性が強い)、そして一番大きい理由は、口に欠けがあることです。

口が欠けてます

欠けた器なんて、捨てちゃっても良かったのかもしれません。
でも私が「いや、もったいないだろう」と思ったのは、稽古場の先生が「そんなに安い器でもなかったよ」と言っていたことを覚えていたからです。そのために、私は捨てるに忍びなく、とりあえず我が家に連れて帰りました。(……でも正直、花器としてはあまり好きではないです。口のヒラヒラがなんか、好きません)

この花瓶は気泡が入っていて、「欠け」が見た目に分かりにくく、欠けなど知らん顔して使ってしまえ、と思っていました。
下の画像には、欠けが写っているのですが、あまり分からないと思うのです。

分からないならこのまま使ってしまおう、と思っていたのですが、ふと、自分で修復まがいのことができるのではないかと思いつきました。
本式のガラスの修復なんて、素人にできるわけはありませんので、「なんちゃって修復」です。「なんちゃって」で良ければ、下の修復の工程などご覧くださいませ。

レジンで修復してみた

※注意※
ほんの思い付きでやっていることなので、強度・耐久性がはなはだ怪しいです。よって、真似してガラス修復することはお勧めしません。プロが見たら怒られるような方法かもしれません。

私は今回、レジンで修復してみました。欠けた部分をレジン液で埋める、という方法です。これを試してみようと思ったのは、以前100均のダイソーでレジンを売っているのを見かけ、「へー、100均にあるんだ」と感心したことがあるのをふと思い出したからでした。

レジンで埋めるべき場所、つまり欠けた部分は、このようになっています。

欠けがちょっととがっているので、見た目の修復以上に、安全対策にもなります。(稽古場では、欠けた部分にセロテープを貼っていました)

欠けを埋めるレジンは、これです。

ダイソーのレジン液です。これ以上のお金をかけるつもりが無く、これ以上の量も要らなかったので、クラフト店で買ってくる気はゼロでした。
レジン液には、各色あるのですが、私が使用したものは透明なものです。

レジン液とは?

そもそもレジン液とは何かといいますと、女性は知っている人が多いと思いますが、液体の樹脂で、アクセサリーやキーホルダーなどを作るハンドメイド素材として売っているものです。
上の画像を見ていただくと、チューブに「UVクラフトレジン液」と書いてあります。「UV」というのは、「UVケア」の、あのUV、つまり紫外線のことです。

レジン液は、紫外線を当てると固まるのです。趣味でアクセサリーなど作る人は、UVライトで紫外線を当ててレジンを固めるのですが、私はそんなものは持っていないので、天然の紫外線、つまり日光に当てて固めることにしました。

爪楊枝で、レジン液を垂らす

では、いよいよ修復を開始します。
上の項に書いたように、レジンは日光の力で固めようとしているので、天気の良い日に、直射日光の当たるところで行いました。

レジン液のチューブから、爪楊枝にレジン液を取ります。

一度に大量のレジン液を垂らすと、全部流れてしまうので、ほんの少しずつ、ちびちびとやります。気の短い人には向きません。

ガラスの欠けたガリガリのところに、爪楊枝でレジン液をそっと乗せます。まだこの段階では、欠けを埋め尽くせるかどうか確信が持てず、「けがしないようにコーティングするだけでも良しとしよう」と思っていました。

レジン液を乗せる作業を、何度も行います。すると、徐々に欠けが埋まっていきます。

天気が良かったので、思っていたよりもレジンの固まりが早く、意外にスムーズに欠けを埋めることができました。

下の状態で、修復完了としました。

分かっているとすぐに「ここが修復箇所」と気づきますが、言わなければ気づく人はまずいないでしょう。もともと気泡にまぎれて欠けも分かり難いくらいですから。

ものすごく注意深く見る人なら、「この一部分だけ、気泡が入っていない」と気づくかもしれません。透明レジンなので、修復箇所は「ただの透明」なのです。

レジンで埋めたばかりの時は、固まってもなんとなく表面に粘り気というか、手にぴとっとくっついてくるような感触がありました。でも、二日間直射日光に当てたら、それも無くなって、固い樹脂になりました。

懸念されること

一応、私のやりたかったことは達成されました。本人が思った以上にうまくいったと言えます。
しかし、それは見た目上のことで、実際に花瓶として使っていったらどうなるのかまだ分かりません。

今のところ、何回か使用しましたが、そっと扱っているので、何も支障は無いです。が、いつかレジンの部分が劣化してくるようなことがあるのかもしれません。また、レジンの部分だけ汚れやすかったりするかもしれません。
そんなことになったとして、気にせず使える範囲なら使いますし、これはダメだと思ったら捨てます。
もともと、捨てられるものに分類されていたのですから、私が捨ててもバチは当たらんでしょう。