いがなす(ドライ)
いけばなの稽古で使用した「いがなす」を、家でドライにしました。この画像のドライは、どっちかと言えばうまくいかなかった感じの仕上がりです。
本当は、もうちょっと反り返るようにパカッと口が開くと面白いし、かわいいんですけど、あんまし開いてくれませんでした。実が若かったのかな……と思います。
しかし、いがなすドライの作成は、本来そんなに難しいものではありません。初めていがなすドライを作ることにチャレンジされる方は、どうか気軽に試してみてください。
いがなす(ドライ)の使い道
私が、いがなすドライを作る目的は、大体はリースの素材用です。リースを作るときに、いがなすの個性的な形が、良いポイントになります。
今までやってみたことは無いですが、その気になったら着色して、いけばなに使うこともできるかもしれません。
いがなす(ドライ)の作り方
いがなすは、ほっとくだけでわりと簡単にドライになるので、わざわざ作り方を説明するほどでもないのですが、今回はメイキング画像が少々あるので、一応作り方の説明もしてみたいと思います。
イガナスのドライの作り方は、基本的にはこれだけです。
「水に挿して飾っているうちに実が割れてきたら、水から離して放っておけ!」
私は特に吊るす必要性を感じたことが無いので、吊るしたことがあまりありませんが、もちろん吊るして放置しても良いです。でも、あんまりお勧めはしません。理由は、実が割れて開くと、種がパラパラ散ってくることがあるからです。種が散らばるのが面倒なので、私はいつも、水の入っていない花瓶に挿したままにして作ります。
枝を一本、丸のままドライにすることもできますし、実の部分だけを切り取ってドライにすることもできます。また、使いやすい小枝に切り分けて作ることもできます。
下に、それぞれの作り方を書きます。
一本ままのいがなすドライの作り方
いがなすを一本まるのまま、水の入っていない器に挿し、カチカチに乾くまで放置します。
実が割れてこないうちに乾かし始めると、実が開かないままでドライになる可能性が高いので、私は実のどこかが割れてきてから乾かすようにしています。
実のどこかが割れてくる、というのは、下の画像のように、実に亀裂が入り始めてから、ということです。
いくら待っても割れてこない場合は、仕方なく割れていないまま乾かすこともあります。可能であれば、手で実を割り開いて乾かし始めることもあります。(でも、自然に割れてくれた方がきれいだし、かわいいです)
↑完成したいがなすのドライ(1本丸ごと)です。乾くのに要した時間は、季節やそのときの天候によるのですが、画像のいがなすドライは2週間くらいでカリカリになりました。
小枝付きいがなすドライの作り方
いがなすの実に、少しの小枝を付けたまま、水の入っていない器に挿し、カチカチに乾くまで放置します。
実が割れてきてからの方が良い、というのは、上の項と同じです。
↑小枝に切って、適当な容器(水は不要)に挿し、何日か放置。
一本まま乾かすよりは、やや早く出来上がります。
リースにするのであれば、このような枝付きにする必要はありませんが、ほかの使い道を思いつくかもしれませんので、このくらいの小枝が付いた状態で作っておくと使い方の幅が広がります。
実だけのいがなすドライの作り方
枝をほとんどつけず、ほぼ「実だけ」の状態で乾かします。
いがなすの実切り落とし、実にほんの少し残っている枝の部分に、爪楊枝を刺します。
この爪楊枝を、絶対に離れないようにしたいなら、挿しこむときに爪楊枝の先に接着剤をつけます。
接着剤をつけずに挿しこめば、後から必要に応じて爪楊枝を抜きとれます。(私は基本的には「接着剤なし」で作ります)
爪楊枝を刺した状態で、容器に挿して乾かします。(もちろん水は不要)
やがて乾くと、下のようになります。(割れていない実で作り始めましたが、乾いてくる途中から少し割れてきてくれました)
よく割れた方が、いがなすドライはかわいい!
上にも書いたように、いがなすのドライは実が割れている方がかわいいです。しかし、ドライフラワーショップで販売されているいがなすの中にも、たいして割れていないものは結構あるので、割れていない実もそんなに気にせずに使って良いのだと思います。
例として、ちょっとしか割れていないいがなすの画像を貼ってみますと……
これはこれでかわいいか、とも思います。
かわいく、きれいに仕上げるには、トゲトゲの状態も大事です。トゲトゲがあまりにも折れたりつぶれたりしていると、なんかみすぼらしい仕上がりになります。
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