枯れ芭蕉
タイトルを「芭蕉」としましたが、オーガスタだと思われます。
お稽古で使った生の葉を、家で乾かしてドライにしました。(生のときの画像はこちら⇒オーガスタ)
私は、芭蕉系の葉っぱを使うと、基本的にドライにすることにしています。枯れ芭蕉の類は、買おうとすると結構なお値段がすることがあるので、それだったら自家製のものを作れるときに作っておいたほうが良い、というケチケチ根性でやっています。
枯れ芭蕉でいいと思うのは、失敗することがほとんど無いことですね。葉っぱがすごく肉厚な場合など、「黴るんじゃないか」と思うことがありますが、うちでは黴で失敗したことはありません。
あと、乾いていく過程で、勝手によじれて、勝手に面白い表情になっていくのがいいと思います。
資材屋さん、ドライ花材屋さんで売っている枯れ芭蕉と、素人作成の自家製枯れ芭蕉は、一目で分かる違いは色です。業者の作った枯れ芭蕉は、もっと明るく、グリーンを残した色に仕上がります。並べて、「どっちがきれいか」と言われれば、もちろん業者の作った方がきれいです(高いんですから、当然です)。
しかし、いけばな作品にしたときに、「素材のグレード」として、自家製の方がローグレードかと言えば、そんなことは無いと思います。十分、自家製枯れ芭蕉でも、立派な展覧会場で戦えます。私は、実際に草月展で使用しました。
芭蕉葉をドライにする方法は、本当は吊るしておくのがいいのでしょうが、私は枯れものストックの山の上に、ぽんと放り投げておくこともあります。また、新聞紙の上に広げて乾かしたこともあります。どの方法でも、失敗したことは無いので、かなり適当に作って大丈夫だと思います。
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