京焼花器(藤平正文)
※花器カテゴリは、管理人が自分の所有花器を管理するために作成しているものです。(何らかの方法で管理しないと、持っているのを忘れることがあるので)
贅沢して買った、気に入りの器です
20代のころに、神楽坂の瀬戸物屋で、12,000円か13,000円で買いました。もしかすると、私が初めて所有した作家ものの器です。
たしか、「ちょっと良い器を買おう」と思い、最初から万札を握り締めてお店に行ったと記憶しています。
特定の展覧会に使おうとか考えていたわけではなく、「なんか、良いのが欲しい」という、私としては珍しい贅沢な買い方でした。
この器で一番気に入った点は、「縁の線」でしょうか。機械で作った丸ではない存在感と、緊張感があります。でも、ほかの部分もすべて気に入ってはいるんですけどね。
↑上からのぞくとこんな感じ。
中の色も面白いです。器を覗き込ませるような花を活けてもいいでしょう。
藤平正文作
私は、作者の藤平正文氏がどんな作家さんなのか知りません。そこで、ちょちょっと検索してみたところ、藤平氏の陶房のサイトを見つけました→京焼・清水焼 藤平陶芸 でも、陶房の説明はあっても、藤平正文氏個人の情報がほとんどありません。略歴くらい無いものかしら、と思って、もう少し探したら、瀬戸物屋のサイトに受賞歴などが掲載されているのを見つけました→土岐本店:藤平正文陶歴
私は、どうも「京焼」というやつの特徴が分かりません。しかし、買った動機は京焼だからでも、藤平氏の作だからでもなく、「気に入ったから。生けたいから」なのであって、それだけで十分なのです‥‥ということを言っているから、良いものを見ている割に、焼き物の知識が増えません。アホであります。
↓凹凸のある地肌のアップ。
この肌も面白いので、生ける場所によっては、黄色の部分を後ろに回し、見えないようにしちゃってもいいかもしれません。
↑こんな箱に入っていました。
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