自分が使った花材事典:デルフィニウム(ベラドンナ系)
最初に謝ってしまいます。
短く切ってしまってゴメンナサイ。
↓作品ではありません。ただ挿してあるだけです。
「飾りやすい短さ」よりも、もうちょっと短く切ってしまったので、このくらいの長さが一番困ります。低い作品を生けた後なので、わざわざ困ろうと思って短く切ってきたわけではないのですが……。
本当は、こんなにすらっとした花です。
一番咲いてるところだけを切っちゃいました。
上の画像のデルフィは、1本ままです。
このまま生けると棒立ちになってる感じになりやすいですので、一輪挿しに入れるのであれば、数箇所に鋏を入れた方が飾りやすいです。(目的があって鋏を入れないのや、鋏を入れないほうがきれいに挿せる花瓶を持っているなら、必ずしも切らなくてOK!)
↓このくらい切り分けると無難です。
何となく、幅も出ておさまりがよくなります
今回は、一番きれいなところを取ってしまったので……
長いほうには、小さいつぼみしか残っていません。
しかし、これがしぶとく咲いてくるので、買ったときに咲いていた花が落ちたからといって見捨てず、新しい花が咲くのを楽しんでください。
大体が、あの「最初の花が終わった時点で、枯れちゃったわと言って捨てる」という風潮は何なのでしょうか。買うときの態度と、甚だしく矛盾しています。買うときに、お客さんは「長く楽しめるかどうか」を非常に気にして、ガーベラを「咲いちゃってるし、次のつぼみが無い」と言って敬遠する人までいるのです。(咲いてない切花ガーベラを、あなたは見たことあるのか!)
そのわりに、つぼみは待たずに捨てて、「花って高いのに、すぐダメになるわよね」などと言うのは、発想の不思議さに呆然とします。
そりゃあね、一番小さいつぼみは、最初に咲いてた一番きれいな花には色も大きさも及びません。
↓このくらいの花にはなります。けど、飾れる花だと思いますが……。
せっかくお金を払ったなら、最後の一ミリまでも楽しみつくしましょう。野菜を無駄なく食うのと一緒のことです。
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