自分が使った花材事典:アスパラガス(プルモーサス)
花材アスパラガスとしては、メジャー品種
花材としてのアスパラは、これが一番メジャーな品種だと思います。
一般の方に、これを「アスパラです」と言うと、ものすごく驚かれますけどね。でも、このアスパラも、食用のアスパラのご親戚なんですよ。パッと見全然違いますけど。
花材:アスパガラス(プルモーサス)の特徴
プルモーサスは、枝垂れる線と、繊細で細かい葉が美しいです。
あまり長さが短いと、枝垂れが少なくてつまらないのですが、この品物は長さが十分にあったので、生けていて大変楽しかったです。
アスパラは、この枝垂れる線を利用して、キャスケードブーケによく使用されます。花雑誌の、デザイナーさんが作ったキャスケードブーケなど見て、アスパラに憧れたことのある人は多いと思います。
この長さを、下に下ろさずに高く使いたいと思うなら、なにか足場が必要ですね。
ということで、手近にあった白木に引っ掛けて立たせてみました。
↓ ↓ ↓
アスパラは、軸は細く、葉も細かいので、非常に軽く、立たせるときに、そんなにがっちりした支柱を必要としません。
アスパラの葉っぱは、わりとぱらぱらと落ちます。一度でも扱ったことがある方は、細かい葉っぱが散って青海苔みたいになっているのを見たことがあると思います。
なので、最初から葉っぱ取っちまえ、という荒業もアリです。
てゆーか、軸の線が面白いので、最初から葉っぱいりません、と思って取ってしまう人もいます。
いけばな作品でよくあるのが、ある一部分だけ葉っぱを取って、線を強調するという作戦です。
私は、その作戦はキライじゃないのですが、葉っぱを取る手間を考えるだけでいやになってしまい、根気よく葉を取っている人を見ると尊敬の念を覚えます。
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