自分が使った花材事典:ニシキギ

2022年12月28日

いけばなの枝物花材としてはメジャーなものですが、意外に好き嫌いが分かれます。

ニシキギは、独特な風合いの枝もの

↑枝がなんかガサガサしているのが分かるでしょうか。
ガサガサ部分にアップすると、下のようになっています。

枝の周りに、コルク質が発生して、それが板状に張り出してくるのが、「ガサガサ」の正体です。
なんでそんなものが発生してくるのか私は知りませんが、ちゃんと理由があるのでしょう。

これは、この樹木の大きな特徴なのですが、この「ガサガサ」がキライな人がいるんですね。
ちなみに私は、ニシキギ大好きです。この枝は、とてもよくこちらの言うことをきいてくれるので、「良い奴じゃん」と思っています。「ガサガサ」も、面白い風合いじゃないかと思います。

ニシキギは、かなり自由に矯められる

ニシキギは、折り矯めができます。それも、かなり自由に矯められます。
そのうえ、コルク質のおかげで引っ掛かりが良いので、結果的に、生けるときに言うこと聞いてくれる良いやつになってくれます。

また、この記事の画像のような、葉無しのニシキギであれば、水揚げせずに乾いても見た目は変わりませんので、水の無い環境で生けることもできます(葉のついたニシキギの記事はこちらです→ニシキギ(葉つき))。

たまに、実がついてくる

今回使ったニシキギは、たまたま実のついたものでした。

ニシキギの枝に実がついていることは、たまにある、というくらいです。なので、ついていると、ちょっと嬉しいです。

実付きで入荷した場合も、「びっしりついている」ということは無く(少なくとも、私は見たことありません)、「実もの」と言えるほどではありません。