自分が使った花材事典:クロバナロウバイ

2018年9月25日

切花のクロバナロウバイを使うのは久しぶりです。多分、10数年ぶりだと思います。


申し訳ないですが、久しぶりすぎてほとんど忘れていました。ああ、こんな枝モノあったなあ、という感じでした。
決して、特に珍しい花材というわけでもないんですけどね。でも、この季節のものなので(花の時期以外で出回っているのは、私は見たことがありません)、タイミングが合わないとずーーっと出会えない、ということはあり得ます。

クロバナロウバイと、あのロウバイは、同じ科ですが、属が違います。
てゆーか、私は「科とか目からして違う、全然別の植物なんじゃないの?」と思っていました。だって、花が違いすぎるんですもの。

全然蝋梅の花とは似てない、クロバナロウバイの花は、こんな顔です。

私は、魅力的な花だと思います。色も、形も、どちらも好きです。
黒い花というのは(正確には黒赤ですが)、独特の雰囲気がありますね。なにやら、神秘性を感じます。


ダリアの黒蝶を思わせますね。

クロバナロウバイは、素直な枝つきで、緑もたっぷりです。

今回初めて知ったのですが、実の表情も面白い。

全体的に、水揚げがあまり良い方ではありませんでした。しっかり割って刺すのが良いです。