自分が使った花材事典:菫
うちのベランダ産の菫です。
あるお宅のお庭に生えていた菫の種をもらってきて、うちで咲かせたものです。
菫の品種は分かりませんが、私が子供の頃に、地元の山林で咲いていた薄紫の菫とは別物だと思います。
あの山で咲いていた、もっと薄い色の菫を、私たちは「タチツボスミレ」と呼んでいました。この画像の菫はナニ菫なんでしょうか。
切花品種でもなんでもない菫なので、茎が短く、子供のおままごとみたいな飾り方になってしまいます。(子供の頃に、遊びで本当にこういう飾り方をしたものです)
使用している花器は、ショットグラスです。
本物が小さいからこそ、やけに大きい画像にしていけばな感を出そうという、姑息な作戦を行っております……。
菫の花の形が限りなく好きです。
この菫は、私には嫌いな要素がありません。花の形、色、風情、全部好きです。
菫は、次から次へと咲きます。この菫は去年から咲いているので、去年の種が今年ガンガンに発芽しており、抜かない限り花はどんどん増えていきます。その気になれば、うちのベランダで紫の絨毯みたいに菫を咲かせることができると思います。
そんなわけで、花を取っても取っても全然惜しくないので、私は実に気軽に菫を切っては、その辺のミニ容器にいけてまわっています。
子供の遊びみたいな生け方しかしませんけどね。
今、ベランダでは白花の菫も咲いているので、しばらくはスミレ三昧な日々になりそうです。
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