自分が使った花材事典:ジャーマンアイリス

2019年10月16日

ジャーマンアイリスというのは、私はほとんど嫌いなのですが、画像の花はそんなにいやでもありませんでした。

ジャーマンアイリス

色が、ほぼ青一色に近いので、このくらいすっきりしていてくれると飾ろうという気になります。
私が嫌いなジャーマンは、「黄色が多めに入るやつ」「黒っぽい色の面積が多いやつ」「花弁がやけにビラビラしてるやつ」です。ほとんどの品種が、この三項目のどれかを満たすので、好きなジャーマンアイリスというのは本当にわずかです。私の感覚だと、ほとんどのジャーマンアイリスは、「コワい系」に見えるのです。(よく、蘭の花なんかに「なんかコワい」感じの花がありますが、私にとってはジャーマンアイリスがああいう感じなんです)

このアイリスは、実家の庭から切って来たものです(しばらく、「実家産」のものが続きます)。ジャーマンアイリスは、派手め大きめの花が、わりと簡単に咲かせられるので、ガーデナーには人気があります。
切花としては、あんまし見かけませんが、皆無ということでもありません。

↓これ、切ったばかりのときの様子です。

ジャーマンアイリス

つぼみは四つ。そのうちの一つが、明日にも咲きそうな状態で切ってきました。

一番上の、一番膨らんでいたつぼみが、翌日見事に開花。

ジャーマンアイリス

ボリュームのある花でした。

この花は、二日後にしおれました。
しおれたら、手で折るようにすると、簡単に取れます。

ジャーマンアイリス

上の画像のようにつかんで、下方向に引っ張ると、「ぱきん!」って感じで折り取ることができます。しおれたら、さっさと取っちゃってください。

で、一つしおれる頃には、一つ開いてくるものでして。

ジャーマンアイリス

一番下のつぼみが開きました。

ジャーマンアイリス

その翌日に、一番上のつぼみが開いてきました。

ジャーマンアイリス

↑この画像で言う「真ん中のつぼみ」が、咲かずに茶色くなってしまいました。
しかし、六日間の間に、三つの花を見せてくれたら、もう十分です。

ジャーマンアイリスは、大型の花なので、一輪のインパクトが大きいです。そして、大して珍しくもなく、高価でもない花なのに、よく知らない人から見ると、「大層な花を飾っている」ように見えるらしいです。
アヤメ科なので、その気になったら「和風」の演出もイケます。

私は好きじゃないですが(すまん!)、結構使える花材です。