自分が使った花材事典:ひまわり(東北八重)

2015年10月14日

ひまわり(東北八重)

中まで全部花弁がつまっているタイプの、八重ヒマワリです。
ひまわり(東北八重)

いわゆる「普通のヒマワリ」に飽きてしまった人には、こっちのヒマワリのほうがずっと魅力的だと感じることもあります。でも、結局は好きずきなので、自分の好みのほうを愛でるなり、両方等しく愛でるなりなさってください。

ひまわり(東北八重)

私の個人的な好みを言うと、一時期は「変わり咲き」が好きだったこともあるのですが、最近はどれも全部好きですね。使う場所と、使い方によって、どっちを選ぶかが決まる感じです。

ヒマワリは、どんな品種にも「下向き」の子が混じっているものですが、このヒマワリも、クビがものすごく下を向いているのが入っていました。
↓ほぼ真下向き。
ひまわり(東北八重)
これ、元気ないわけじゃなく、こういう花首の子なんです。
いけばなだと、この「うつむきっぷり」を生かしたりします。花束を作るときには、ここまで下向きだとかなり苦労します。

花首が、ほぼU字型。
ひまわり(東北八重)

花屋さんや、いけばなの先生は、色々な植物の曲がりをまっすぐにしたり、まっすぐなのを曲げたりしますが、ヒマワリの首は直せないタイプの曲がりなので、このままの形を受け入れてあげてください。

一緒に買った束の中に、こんな顔が一本入っていました。
ひまわり(東北八重)

一見、別品種のようにも見えますが、品種の特性がよく出なかったやつなんだろうと思います。これはこれで、私は好きです。