自分が使った花材事典:レースフラワー

2016年12月26日

繊細な花です。

アレンジメントや、花束にもよく使われますし、いけばなにも使います。
私は、どういうわけか、花の部分よりも、軸の部分の線が好きだったりします。

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レースのように繊細な花

でも、普通に考えると、花材としてのメインは、やはり繊細で美しい花の部分でしょう。

本当は、もっと傘のように大きく開いている花があったんですけど、そっちはとっとと生けてしまったので、少し小さめの花を撮りました。

レースフラワーは、持ちの悪い花とは言いませんが、葉っぱはわりとすぐに黄色くなりますので、黄色になりそうな気配が出たら、取ってしまったほうが良いです。または、最初から取ってしまいましょう。

花展に使うなら……

家庭で生けるような場合には、そんなに神経質にならなくてもいいのですが、レースフラワーは、細かい花弁がちらちらと散ります。でも、「片付けるのが大変」というレベルではなく、普通に飾って大丈夫です。
気を使うべきは、外部で「展示」するようなときです。要するに、展覧会などの場合です。
黒い水盤に生けたりすると、このように白い点々が水面に浮かびます。

↑これはちょっと、興ざめですよね。こういうときには、手入れタイムにせっせと掬い取ります。
展示中に、水面に一点落ちるのもNGというようなキビシイ表現をしたいなら、レースは諦めたほうが無難かな……。私は、過去に1回、それで諦めています。