箸置き

2022年5月16日

※花器カテゴリは、管理人が自分の所有花器を管理するために作成しているものです。(何らかの方法で管理しないと、持っているのを忘れることがあるので)


花を生けられる箸置きです。

これは人様にいただいたものです。
花を生けられるように、中に水を入れられて、花を挿せる口がついています。

箸置きなので、ほんの小さな花生けです。
実際に使ってみると、下のような感じになります。

花瓶仕様の箸置きというのは、わりとよくあります。可愛いので、これが出てくると女性には喜ばれます。が、食事中だけのために生けるのも、それを片付けて洗うのも手間なので、自宅でこれをやるのは結構億劫なものです。私でさえ、毎日は使いません。特別なときか、よほどテンション上がったときだけです。

自家使用のために買う人自体、あまりいないような気がします。ギフトが多いんじゃないでしょうか。現に私もいただいたものですし。
邪推しますと、貰った直後に1~2回使って、それっきり仕舞いっぱなし、みたいなケースが多いんじゃないかな……もしくは、「あらステキ。いつか使いましょう」と思ったままお蔵入りとか。
我が家は、私が花関係者なので、ものすごく活用している方だと思います。くださった方は、ちゃんとそれを予想して選んでくれたのでしょう。

花生け機能のある箸置きは、ガラス製のものが多いです。ちょっとおしゃれなキッチン雑貨店などに行くと、思いのほか簡単に見つけられます。
しかし、私は画像の箸置きが、ガラス製でなくて良かったと思っています。

ガラス製は、すごく可愛くて、魅力的なんですよ。魅力的なんですが、小ささのために中が洗いにくいので、水垢がつきそうな気がして仕方ありません。
水垢がついてしまうと、素通しガラスでそれが丸見えになり、そこに箸をおこうという気がしなくなるんじゃないかと思うのです。まあ、綿棒とか駆使して洗えば良いのかもしれませんが。

私は、いつかこの箸置きを、「ただのミニ花瓶」として扱い始めるような気がします。箸を置くくぼみがついてますが、変形花器に、このくらいの形のものはいくらでもあります。

↑箸を置かず、これだけどこかに飾っておいても、違和感はありません。うちには、これより小さいミニ花瓶だってありますし、そういうミニミニ花瓶も普段から使っています。
最初から「花瓶ですけど?」というように扱えば、むしろ箸置きだと気づく人の方が少ないかもしれません。