ハンノキの実
※切花で流通しているハンノキは、実際にはヤシャブシの場合が多々あります。そのため、この記事内の名称があいまいになっています。あらかじめご了承ください
いけばなの稽古で使ったハンノキの枝物についていた実です。
枝を処分するときに、実だけを切り取って、ドライ実物として保存しています。稽古花一パイ分から、かなりの量の実が取れます。
使い道としては、私はリースを想定して取ったのですが、もちろんアレンジメントやいけばなに使用することもできます。
ハンノキの実は「ステム付き」が使いやすい
ハンノキの実を、枝から切り離すときに、ステムを付けて切ったほうが良いと思います。
数センチでもステムが付いていると、何かと役に立つことがあります。
これが何の役に立つかと言うと、ワイヤーのかけどころになったり、何かに刺しこむときの針になったり、接着剤の付けどころになったりします。
実際に作業するときに、「ステムはいらない」ということになっても、そのときには切ってしまえばいいのですから、付けたまま保存して損にはなることなどありません。
ハンノキの実は、採集も可能
私はハンノキを花材として購入しましたが、ハンノキは日本全国に自生している木ですので、その辺の山林から実をゲットしてくることも可能です。
ハンノキの実は、小ぶりの松ぼっくりみたいなものですので、茶色く乾いた実を、そのまま保存するだけでドライ実物になります。ドライフラワーショップで売っているものみたいに、加熱処理したいと思うなら(カビとか虫が心配な方はそうします。でも、私の経験では、加熱無しで不都合があったためしはありません)、レンジで加熱すればOKです。
一部が欠けていても、大丈夫なものは活用しよう
ハンノキの実をたくさん採ると、中には一部が欠けているものもありますが……
反対側がきれいであれば、私は一応とっておきます。
↓上の画像の「反対側」が下の画像です。
リースなど作るときには、欠けている面を裏に回してしまいます。
ハンノキの実を着色して使う
私は、ごくまれに、ハンノキの実に着色して使うことがあります。
私の勝手なネーミングで、「雪加工」と呼んでいるのですが、ハンノキの実の表面にだけ、白い絵の具でなでるように着色し、薄く雪をかぶったように仕立てます。
着色の方法は、とっても簡単です。
↓ただただ、白いアクリル絵の具でハンノキの実の表面をなでる!
実の、奥のほうまで全部白くしないで、本当に表面だけを白くします。筆で実をささっと拭くくらいの感じでOKです。
↓「雪加工」すると、こんな感じになります。
雪の積もり方が多少不ぞろいでも大丈夫です。
「雪加工」すると、分かりやすい冬のイメージのリースやアレンジを作ることができます。
ハンノキの実のドライは、既製品もある
ハンノキの実のドライは、既製品を買うこともできます。
正確に言うと、ドライショップで売っている既製品は、ハンノキではなくて、ヤシャブシなのだそうです。
やしゃぶしの実 10個
ヤシャブシ 20個
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