自分が使った花材事典:シンフォリカルポス(紅小町)
ワインレッドのシンフォリカルポス
シンフォリカルポスは、白いものが一般的ですが、この品種はワインレッドの実です。
この品種が出てきたのって、ここ一年か二年くらいのように思います。少なくとも、私はそれ以前には見たこと無いです。
白いシンフォリカルポスと、印象が違いすぎる
白のシンフォリカルポスと、色以外の部分もかなり様子が違うので、「シンフォリカルポスです」と言っても「嘘でしょう?」って言われることがあります。
でもまあ、最初は信じてもらえなくても無理ないかと思います。実付きの感じが違いますからね。
実も付きすぎると気持ち悪い
特に「すごく実付きのよい部分」を見てしまうと、全然別物に見えます。
↓たとえば、こんな部分です。
どうでしょう。この「びっしり加減」。ここまでびっしりだと、ちょっと気持ち悪い感じがし始めます。
私は、びっしりすぎると気持ち悪くなってくるので、少しくらい緑が入っている枝が好きなのですが、
この葉っぱはあまり長持ちしないで黄色くなってしまうことが多いです。
シンフォリカルポス(紅小町)の枝の様子
↓枝つきはこんな感じです。
枝分かれしている方が、何かと使いやすいことが多いですが、枝分かれのないものも、きれいな弧を描いて美しいです。
切り落とした小枝も捨てない!
生ける過程で、不要な枝を切り落とすことがありますが、実付きの良い枝先を切ったときは、もったいなさすぎて捨てられません。
下の画像は、12~13cmくらいの小枝ですが、
集めてミニ花瓶に挿してやりました。
実のものは、花には無い楽しさとかかわいげがあって、小さなきれっぱしレベルでも飾り物になるものです。
非常によく持ちました
このシンフォリカルポスは持ちましたよ。3週間くらい、この姿を保ってくれました。白のシンフォリよりも、ずっと持ちが良いです。
恥ずかしながら、私はつい最近知ったのですが、白のシンフォリのほうが「改良種」なんですってね。紅小町のような、ワインレッドのほうが原種に近いのだそうです。
私は、色も実付きもすごいし、一般的になったのは最近だし、当然「白から、さらに開発されて作られた品種」と思い込んでいましたが、逆なのだそうです。
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