自分が使った花材事典:ラナンキュラス(ハッドゥ)

2020年2月2日

すごいラナンキュラスですね。

最近、ものすごく大輪のラナンや、変わり咲きのラナンがよく出荷されています。このハッドゥも、だいぶ変り種のラナンです。

画像のハッドゥは、私には「初切花ハッドゥ」でした。
鉢物や球根のカタログに載っているので、このような品種があることは知っていましたが、切花出荷されているものは初めて見ました。

こういうのは何咲きっていうんだ? うじゃうじゃ咲き?

しかし、この花弁の詰まりっぷり。一枚一枚の花弁の様子。それが、団体になったときに現れる顔。すべてが、いけばな屋としては「こうしてはいられない!」という気になる力を持っています。

すぐにメジャーになってくるかもしれないけど、今のところハッドゥは、まだまだ「珍しいラナン」の範疇に入ると思います。
そんなにどこでも買えるわけじゃない、この独特のお顔を、心ゆくまでお楽しみください。

「ハッドゥ」というのは、モロッコの地名です。モロッコの地名がついた「モロッコシリーズ」という品種の一つです。