ドライケイトウで作った「落とし」
このケイトウの塊は、こちらのいけばな作品のために作った「落とし」です。
ケイトウだけを固めて、その中からフレッシュなカーネーションを一本だけ出すために、ケイトウの中に水を入れられるフレッシュホルダーを仕込んでいます。
フレッシュホルダーというのは、これです。
これは、生花を輸送するときに、水を持たせておくために付けるホルダーです。デンファレなんかが、こういうホルダー付きで入荷するのですが、水揚げ時にはずしたものを、私は2つ3つ拾っておいて、常備しています。
このフレッシュホルダーを芯にして、そこに接着剤でケイトウを貼り合せて作りました。すごく原始的な方法で出来てますが、展覧会中だけ持てばいいという、かなり「その場限り」な思想で作っていますので、まあこの程度のつくりでOKなのです。
入る水の量が少ないので、わりと速やかに水がなくなってしまいます。
なので、花一本挿すのがギリギリです。
こういうものは、「接着剤で貼ってあるんだな」と看破されるとおしまいですので、間違っても表にボンドがはみ出すようなことは無いように作ります。
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