釣り人発見
前の記事の、キンランを見に行ったときに、あの「釣り人」に会いました。
私は……20年ぶりくらいの再会のはずです。久しぶりだったなあ。
(ガラケー画像です)
この方、「ウラシマ草」というお名前です。このネーミングは、浦島太郎にちなんだものです。
なぜ、浦島太郎なのかと言えば……
1本、ぴゅーーーんと出ている長いもの。これは、花苞の先っぽなんだと思いますが、この「ぴゅーーーん」が釣竿から釣り糸をたらしているみたいだから、「釣り人みたい→浦島太郎の名をつけよう」となったようです。情緒のあるネーミングではあります。
しかし、私は、このウラシマさんが嫌いなのです。
だって、気持ち悪いんだもん。この写真は、かなり「気持ち悪さ抑え目」に写っているほうで、山中で不意にこいつに会うと、本当に不気味です。
薄暗い山中で、傘みたいな大きな葉っぱ(一番上の画像では、花の左に広がっています)の影から、毒蛇が鎌首もたげてるみたいな花が怪しくのぞき、到底手で触る気になれない産毛のある質感と、暗い紫のまだらみたいな模様のやーらしさ……全部コワいです。
このウラシマさんのよく似た仲間に、「マムシ草」というのがあって、こいつは、「マムシっぽい」からマムシ草なのか、マムシのいそうなところに生えるからマムシ草なのか、どちらか(あるいは両方)なのだと思います。
本当は、ウラシマ草だって、マムシっぽいし、マムシのいそうなところに生えてますけど、情緒の分かる人が「浦島太郎のウラシマ草にしようじゃないの」と言い出しちゃったんでしょうかね。
20年くらい前に会ったときには、親戚の所有する山の中で、もっと大きいものを見たと記憶しています。そのときも、コワくて不気味なルックスでした。
20年ぶりに会って、懐かしかったけど、だからといってコワさは薄れません。相変わらず、私にとっては「コワくて不気味なウラシマさん」です。
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