自分が使った花材事典:フィロデンドロン レッドダッチェス

2018年10月11日

フィロデンドロンを切花で扱うのは久しぶりでした。


しかも、こんなに黒い葉のフィロデンドロンははじめてでした。この色に惹かれて選んでしまいました。

私は、最初にこの葉っぱに触れたときに、
「意外と薄いな」
と思いました。
もっと、モンステラみたいな触感を予想したのですが、思っていたよりも、ずっとペラペラでした。

こんなにペラペラだと、そんなに持たないだろうな、良い色なのに……と思いきや、一ヶ月以上も持ってくれました。嬉しい驚きです!
しかし、なにぶん初使いなので、フィロデンドロンのレッドダッチェスが、「基本的に、すごくよく持つ」のか、「今回うちに来た子が、奇跡的な長命」だったのかが分かりません。

多くの「黒い花、黒い葉」がそうであるように、フィロデンドロンレッドダッチェスの黒い葉も、本当は「黒赤」です。赤が濃すぎて一見黒になっている、というやつで、後ろから光を当てると、燃え立つような赤に染まります。

ためしに、窓際に持って行ってみると……

こんな赤になります。

この葉は、一ヶ月もうちに逗留してくれたので、色々と遊びました。この葉っぱの持っている要素、つまり色も、形も、表面のツルツルした質感も、私は全部好きで、器をとっかえひっかえして楽しみました。

一例だけ、生けた画像を貼っておきます。

最近のお気に入り花材、「すごい色の大輪カーネ」と一緒に生けてみました。