プリザブーケをトイレの芳香剤に仕立てる
結婚される方にさし上げるために、手のひらサイズのプリザブーケを作りました。
フツーに、丸いブーケに作ったわけですが、これをたださし上げても、置き方というか、飾り方に困ると思い、自立する形に仕立てることにしました。
ブーケを立たせることにした
ブーケを立たせるのであれば、正統派のやり方であれば、スタンドに立たせるような格好にして、ケースにでも入れるようなスタイルにするのでしょうが、あまり堅苦しくない贈り物にするつもりだったので、もっと簡単に、ミニ花瓶に挿して立たせればいいかな、と考えました。
作っている最中は、作業場でこんなふうに置いていたので……
こういう格好のまま、家の中に置いてもらえばいいじゃないかと思ったわけです。
(ちなみに、直置きするとどこかがつぶれてしまう形のブーケの保管とか、作成途中のブーケを一時的に置いとくときとかに、ブーケのステムを花瓶に挿すというのは、作り手がよくやる行為です)
どんな形の花瓶がいいかと思って、家にある花瓶にいろいろあわせて試してみました。
そうこうしているうちに、これを、ただの飾り物ではなくて、ほかの機能を持たせて実用品にしてしまおうという方向に考え始めました。
なぜなら、贈り先は、本当はプリザよりも生花が好きな人なので、「正真正銘プリザ」よりも、「プリザの仮面をかぶった、プリザじゃない何か」の方が喜ばれるのではないかと思ったからです。
トイレの芳香剤にしようと思い立った
そこで、なぜかトイレの芳香剤にしよう!と思い立ちました。
このブーケを気に入らなかったとしても、トイレにちょっと置くくらいは許してもらえるのではあるまいか、しかも、芳香剤だったら、香りが飛んだら捨てるきっかけができるではないか、と思ったからです。
結婚のお祝いというやつは、好きじゃなくても捨てられないことがあります。それを、回避するために、「香りがある間だけ楽しむものです」という時限式お祝い品にすればいいのではないかと思いました。
用意したもの
で、トイレ芳香剤に作るために用意しましたのが、
- ガラス瓶
- ダイヤモンドヤーン
- コットン
- エッセンシャルオイル
です。
「芳香」を仕込む
では、「芳香」の仕込みから始めます。
まず、コットンに、エッセンシャルオイルを数滴落とします。(エッセンシャルオイルは香りが強いので、少なめがいいです)
そのコットンを、ダイヤモンドヤーンの中に置き……
ダイヤモンドヤーンで包んでしまう。
コットン入りダイヤモンドヤーンをガラス瓶容器に入れ、そこにブーケを挿す。
……と、このようにしたら、なんかメリハリの無いずんぐりむっくりなシルエットだなあと思いまして(作業中に挿していた花瓶がすらっとしていたので、なおさらそう思えた)、適当な別容器が手元に無かったため、ブーケの側をどうにかして、もうちょっとかっこよくしようと思いました。
ブーケをボリュームアップさせる
少し考えた結果、ブーケをボリュームアップしてメリハリ出そうという作戦に決めました。
そこで、ブーケを、実際に花嫁が持つブーケみたいに、チュールやリボンでがっつり装飾しました。
ステムも、ちゃんとリボンで巻いてあげました。
これを、さっきのガラス瓶に入れてあげたら、まあこのくらいでいいんじゃないかと思いまして。
このようなトイレの芳香剤になったのでありました。
これを、はっきりと「トイレの芳香剤です」と言ってさしあげました。
ブーケみたいな仕立てのものを、花瓶状のものに挿すのは、私はよくやります。
自宅用とか、相当親しい相手にわたす場合だったら、空き瓶に挿して仕立てることが多いです。
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