自分が使った花材事典:リョウブ
リョウブって、びっくりするほど一般の知名度が低いんですよね……。
よく見ると庭木にもあります。切り花でも苗ものでも、別に希少・入手困難とかではないです。
知名度が低いのは、地味だからか? でも、そんなこと言ったら夏はぜとかどうだんの方が地味ですよね。
切り花リョウブについて
リョウブの切り花が出回るのは、花の付く季節です。
花が終わった後の、緑の枝ものとしても普通に流通させたらいいように思うのですが、なぜか見かけませんね。これもどうしてなんだろ?
リョウブは、水揚げの観点から言うと、「あがってしまえば持ちがいい」タイプの枝です。一度下げてしまって、そこから復旧させる手段を知らないと、「だめだったわ、この枝」ということになります。
復旧させる手段と言ったところで、たいそうなことをする必要は無く、水切りで割りを入れる程度で十分です。
水揚げしなおしても、新芽のやわらか~いところは、うまく復旧せずにだめになることがあります。そういう部分は、あきらめて切ってしまいます。
つい最近知ったのですが、リョウブというのは、外来植物だそうです。やばい!と思って調べたら、明治に渡来していました。なので、ギリギリで茶花OKです。(決まりの厳しいお茶の流派だと、NGのこともあるかも)
和菓子関係のお店などに使いやすい見た目の花は、茶花NGだとイタイんですよね~。
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