自分が使った花材事典:春蘭

2019年5月8日

春蘭は、切花では出回りません。画像の春蘭は、自家製切花です。


東洋蘭は、姿と香りが良いですね。地味と言えば地味ですが、胡蝶やデンドロやカトレアよりも、春蘭の方が好きだという花好きさんは多いです。

画像の春蘭は、人から鉢をいただいたものです。去年貰って、うちで咲く花は今年が初です。
長さは、目いっぱい長く切ってこのくらいです。
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この長さでは、実際問題として、色々生け方に工夫するには物足りないことが多いのですが、風情と香りが素晴らしいので、思わず切花にして、屋内に入れてしまいました。

この春蘭は、一番普通に見かけるやつです。品種名は知りませんが、私が子供の頃には、近所の駐車場あたりに生えてましたね。今はもう、ああいうものも無いのでしょうか。
子供の頃は、小さいし、緑色だし、あんまりきれいな花とも思っていませんでした。しかし、今になってみると、この花がいとおしいですね……。

んで、この風情豊かな花の通称名として、一般的に言われている名が「ジジババ」。
誰ですか、名づけた人は。

「ジジババ」という名称、私はうちの田舎のあたりだけのものかと思っていましたが、関東一円に結構広がっている呼び方らしい。
「ジジババ」って、「ジジイとババア」だよね、多分。……違うのか?(違っていたら、結構はずかしい)

このジジババ、私が最初に蕾を発見したのは、2月12日でした。嬉しかったので、このブログにも「発見の第一報」を書いています。

そして、下の画像を撮ったのが、2月20日。じわじわと花の茎が伸びて、開花したのは3月に入った頃だったかな……(←昔すぎて覚えてない)

そして、この記事の一番上に貼った開花画像が、3月21日のものです。蘭類の多くがそうであるように、開花期間が非常に長く、香りも長く楽しめました。
来年は、もう少し数が増えてくれると嬉しいです。
6個くらい付いてくれたら、三本は切って生け、三本は鉢のままで咲かせて……って感じで楽しむと思います。