自分が使った花材事典:オモト(斑入り)

お正月に入荷するオモトよりは、だいぶほっそりしたオモトでした。

オモトは、あの肉厚加減が「いかにもオモト」と感じるので、初見では「これがオモト?」と思いました。

オモトも、品種が山ほどあるので、これはスレンダーなタイプの品種なんでしょう。オモトの品種なんて、私にはどれがどれやら分かりませんが、風流な名前が多くて素敵です。(個人的には、すごいあばれている「乱れ咲き」ならぬ「乱れ葉」みたいな品種を鉢物で見たことがあって、あれを切り花でゲットできないかと思ってます)

↑これは裏っ葉です。でもあんまし表と変わりません。

きれいで、存在感のある葉物です。オモトとしては薄いと言えど、ある程度の厚みがあり、美しい光沢と、柔らかな曲線があります。いけばな人からすると、「こいつ、使える!」という感じです。

そして、さすがオモトというか、耐久力がすごいです。このオモトを入手したのは10月中旬なのですが、いまだにぴんぴんしています。うっかりすると、お正月まで行けそうです。赤い実は付いてないので、いわゆるお正月花材という感じではないですが、実だけ実家からゲットしてきたらどうかしら、などと考えています。