自分が使った花材事典:カヤ

カヤの木を生けたのは、初めてです。

カヤは、あまり花屋に入荷しません。あまり、というか、私が働いた花屋では一度も入荷したことはありません。お稽古花材くらいしかニーズが無いように思えるので、普通の花屋では売らないのでしょう。

滅多に入荷しないのであれば、高額かと思いきや、なんと1本148円。安かったです。

お稽古花材としては、面白いと思いますが、うまく生けるのが難しい部類に入る気がします。
とにかくべたーっとした面になるので、それをうまく操る必要があります。

カヤは、もみの木なんかと一緒で、枝の裏がはっきり分かります。

↑こっちが裏側。

意図的に裏を見せるなら良いですが、表を生けたいのにくるっと回って裏が出てしまうと、おかしなことになったりします。

画像のカヤは、だいぶ枝先の細い方でした。これが、ボリュームのある大枝だと、また話が変わって、逆に生けやすくなりそうな気もします。