びわ湖フレグランスローズガーデン(滋賀県)

2024年8月3日

びわ湖フレグランスローズガーデンとは

びわ湖フレグランスローズガーデンとは、琵琶湖畔にあるびわ湖大津館の庭園です。
びわ湖大津館とは、旧びわ湖ホテル(昭和初期に、外国人観光客をターゲットにして開業した由緒あるホテル)の建物を、多目的ホール・貸し会議室・ギャラリー・展示室・展望室・レストラン・カフェなどに活用している文化施設です。記事トップの画像の建物がそれで、外観は思いっきり和風です。
その、和風の建物の前に広がる「柳が崎湖畔公園」の一角にあるバラ園が、びわ湖フレグランスローズガーデンです。

ローズガーデンは、8つのゾーンに分けられている

びわ湖フレグランスローズガーデンは、下の8つのゾーンに分けられています。

  • オールドローズゾーン……オールドローズが集められている。結構ワイルドに暴れたバラたちもいる
  • 蔓バラゾーン……蔓バラが集められている。アーチに作られているものもある
  • 俳優・女優ゾーン……俳優たちの名がつけられたバラが集められている(例:イングリッド・バーグマンハイディクルムローズ
  • 画家ゾーン……画家の名がつけられたバラが集められている(例:マルク シャガールクロード・モネ
  • 香りのあるバラゾーン……薫り高いバラが集められている(例:ブルームーンイヴ・ピアジェ
  • 音楽家ゾーン……音楽家の名がつけられたバラが集められている(例:チャイコフスキーマリア カラス
  • F&Gローズゾーン……京阪園芸ブランドのバラが集められている
  • 皇室ゾーン……女王・王女など、皇族の名がつけられているバラが集められている(日本の皇族とは限らない)

↑このように分類されたバラが、下の画像のように、和風建築の大津館の前に広がり、琵琶湖畔まで続いています。

見どころは? 品種数・株数は?

見どころは、由緒ある建築と、琵琶湖に挟まれたロケーションの中に、おおらかに植えられたバラたちの姿です。「フレグランスローズガーデン」という名のとおり、「香りのゾーン」は特に株数も多く、本当にローズ香に満ちています。

品種数は約300種、株数は約3000株。庭内は、せっかちな人なら20~30分くらい、じっくりのんびり派の人は1時間程度かかるでしょうか。

現在のところ、特に珍しい品種はありません。しいて言うなら、F&Gゾーンにある和バラの「つきよみ」「せん」などが比較的珍しいですが、このローズガーデンでしか見られないというものではありません。

庭園全体のことを言いますと、バラ園の中に池があって、睡蓮や菖蒲が咲いていたり、

柘植を刈り込んで模様に作ったノットガーデンがあったり、

そこここにハーブが植えられていたり、

もちろん琵琶湖が臨めたり、

こういう色々な要素が、贅沢な空間だなーと思います。

アクセス・その他

  • アクセス……JR大津駅より徒歩15分、京阪・近江神宮前より徒歩15分、駅からタクシーで行くなら「大津館へ」と言えば大丈夫です
  • 公式サイトはこちら