自分が使った花材事典:ジャスミン

切り花入荷したジャスミンです。

マダガスカルの系統?と思いますが、定かではありません。

茎は、緩やかに弧を描いています。これでも蔓性なのだろうとは思いますが、鉢物ジャスミンに見られるような、明らかにくねくねした蔓の感じとは違います。

濃い緑の葉の中に、ポツンポツンとついた花がかわいいです。上の画像は、まだ開く前のつぼみの状態ですが、この段階から、まん丸な形状と花弁の重なり方で、「いわゆるジャスミン」的な、パカっと開く一重の花ではないことが分かります。

家に持ち帰って、三日目に開花しました。

あまりジャスミンっぽくないけど、これはこれで可愛い花です。
しかし、姿は気に入ったものの、香りには少々がっかりしました。

ジャスミンであるなら、あの強香を期待してしまいます。このジャスミンは、香りはありましたけど、思ったよりは強い香りでなく、しかも、一種独特の香りでした。
独特だけど良香には違いないでしょ、と言われれば、「ああ、は、はい」という感じです。

なんかこう、わかりやすい良香ではないんですよね。この香りがストライクな人にはとても良い香りなんでしょうけど、私はもうちょっとジャスミンらしいジャスミン香が好きかな…。

買ったときには、「花の数は少ないけど、乾かしてポプリにしてやろうかしら」などと考えておったのですが、「ああ、は、はい」だったもので、結局ポプリにはしませんでした。
切り花としてトータルに見ると、すてきな花材だったと思います。勝手に香りを想像して、勝手にがっかりしたのはこちらのせいなので。