サツマイモの水栽培

2023年4月20日

※こんな時期にアップしていますが、去年の夏~秋の画像です

サツマイモの水栽培 2022年8月上旬

たまたま買って来たサツマイモに芽が出ていたので、しばらく水栽培してみました。

2022.08.10

一応品種名を書きますと、「紅はるか」です。
これを、芽の出た部分を切りまして、適当な空き容器に入れて、切り口付近が水につかるようにしました。

2022.08.12

↑水栽培を初めて3日目の画像です。小さな葉っぱが、パカっと開いてきました。そして、この日に発根も確認されました。

2022.08.12

さらにその2日後。

2022.08.14
2022.08.14

二日間で、根っこがぐいーんと伸びています。

サツマイモの水栽培 2022年8月下旬

さらに二日たったら、根っこの分岐が始まっていました。

2022.08.16

さらに二日経った8月18日に、株を増やしてみようかと思い立ちました。
芋から出ている芽の一つを摘み取ります。

2022.08.18

それを、水を張った小さなぐい飲みに入れておきました。

2022.08.18

さあ発根するのでしょうか……などとクイズ仕立てにするのもばかばかしいほどに、

2022.08.19

翌日にいとも簡単に発根。
なんて生命力にあふれているんだ。
じゃあ、もっと小さな葉っぱ一枚でもイケるだろうかと思い、小指の爪ほどのちっちゃな葉っぱで試すことにしました。

2022.08.19

↑文字通り、小指の爪くらいの大きさの葉っぱです。茎がついてさえいれば、発根できるのか……?

2022.08.23

はい発根しました! 水に挿して4日後には、1cmほどの根が出ていました。
そのころ、元の株はどうなっているかと言いますと、

2022.08.23

ますます伸びてきて、

2022.08.23

根っこもはびこってきました。

サツマイモの水栽培 2022年9月上旬

9月に入ったら、こんなところまで伸びていました。

2022.09.01

よくまっすぐ立ってますねえ、という感じです。芋畑に行けば分かりますが、芋の茎は、普通は地面を這っているのですからね(蔓だし)。こんなに突っ立っている芋の姿が、私には面白かったです。
で、どこまで垂直に伸びるのこの子は、という気持ちで観察していました。

「真上に一直線」に限界が来たのは、上の画像から9日目のことでした。

2022.09.10

とうとう、自身の重みで枝垂れ始めました。ここからは、蔓の長さも、葉っぱの大きさも、少しは成長しましたが、爆発的に大きくなるようなことはありませんでした。

私は、「ここが何の栄養も与えない水栽培の限界かな」と思いました。そこで、私はサツマイモにこう持ち掛けました。「水栽培のまま花も咲かず、子芋も増やせずに生を終えるよりも、私と一緒に草月展を戦って散る道を選んでもらえないだろうか」と。

サツマイモ氏は、立派に草月展用花材をつとめてくれました→2022年草月展
花展花材を、一株しか用意しないのはあまりにも恐ろしかったので、後から追加で4つほどの芋の水栽培を増やしましたが、結局本番で使った芋蔓は、一番最初に育て始めた株のものだけでした。

下の画像は、後から増やした芋です。

ちなみに、この芋の品種は「シルクスイート」です。伸びる速さは、最初に育て始めた紅はるかの方が早かったですが、単に個体差ではないかなあと思っています。