サツマイモの水栽培
※こんな時期にアップしていますが、去年の夏~秋の画像です
サツマイモの水栽培 2022年8月上旬
たまたま買って来たサツマイモに芽が出ていたので、しばらく水栽培してみました。
一応品種名を書きますと、「紅はるか」です。
これを、芽の出た部分を切りまして、適当な空き容器に入れて、切り口付近が水につかるようにしました。
↑水栽培を初めて3日目の画像です。小さな葉っぱが、パカっと開いてきました。そして、この日に発根も確認されました。
さらにその2日後。
二日間で、根っこがぐいーんと伸びています。
サツマイモの水栽培 2022年8月下旬
さらに二日たったら、根っこの分岐が始まっていました。
さらに二日経った8月18日に、株を増やしてみようかと思い立ちました。
芋から出ている芽の一つを摘み取ります。
それを、水を張った小さなぐい飲みに入れておきました。
さあ発根するのでしょうか……などとクイズ仕立てにするのもばかばかしいほどに、
翌日にいとも簡単に発根。
なんて生命力にあふれているんだ。
じゃあ、もっと小さな葉っぱ一枚でもイケるだろうかと思い、小指の爪ほどのちっちゃな葉っぱで試すことにしました。
↑文字通り、小指の爪くらいの大きさの葉っぱです。茎がついてさえいれば、発根できるのか……?
はい発根しました! 水に挿して4日後には、1cmほどの根が出ていました。
そのころ、元の株はどうなっているかと言いますと、
ますます伸びてきて、
根っこもはびこってきました。
サツマイモの水栽培 2022年9月上旬
9月に入ったら、こんなところまで伸びていました。
よくまっすぐ立ってますねえ、という感じです。芋畑に行けば分かりますが、芋の茎は、普通は地面を這っているのですからね(蔓だし)。こんなに突っ立っている芋の姿が、私には面白かったです。
で、どこまで垂直に伸びるのこの子は、という気持ちで観察していました。
「真上に一直線」に限界が来たのは、上の画像から9日目のことでした。
とうとう、自身の重みで枝垂れ始めました。ここからは、蔓の長さも、葉っぱの大きさも、少しは成長しましたが、爆発的に大きくなるようなことはありませんでした。
私は、「ここが何の栄養も与えない水栽培の限界かな」と思いました。そこで、私はサツマイモにこう持ち掛けました。「水栽培のまま花も咲かず、子芋も増やせずに生を終えるよりも、私と一緒に草月展を戦って散る道を選んでもらえないだろうか」と。
サツマイモ氏は、立派に草月展用花材をつとめてくれました→2022年草月展
花展花材を、一株しか用意しないのはあまりにも恐ろしかったので、後から追加で4つほどの芋の水栽培を増やしましたが、結局本番で使った芋蔓は、一番最初に育て始めた株のものだけでした。
下の画像は、後から増やした芋です。
ちなみに、この芋の品種は「シルクスイート」です。伸びる速さは、最初に育て始めた紅はるかの方が早かったですが、単に個体差ではないかなあと思っています。
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