自分が使った花材事典:撫子

撫子というか、最近は「ダイアンサス」と言った方が通じるのかもしれません。

個人的には、「撫子」というと、真っ先に思い浮かべるのはカワラナデシコです。私が子供のころには、カワラナデシコくらいその辺に咲いていたものですが、気がついたら見かけなくなっていました。

で、この撫子は、雑草のカワラナデシコとは違って、ちゃんと園芸品種というか、切り花品種です。素朴で、安価な花です。値段の割に嵩があるので、初心者のお稽古花なんかに重宝します。

↑一本の嵩がこのくらい。

撫子は、花の持ちが良いです。たまに水換えして、花のダメになったところをつまんでいけば、2週間とか、それ以上も飾れます。
この花の、「後から開いてくるやつ」が、私は好きです。

上の画像で、花の色が薄くてピンク色のところは、買ったときにはつぼみで、うちに来てから咲いた花です。トルコキキョウとかアルストロメリアの項でも書いた気がしますが、後から開いてくる花は、開き方が優しくて、原種のテイストを色濃く感じさせて、私は好きなんです。この撫子に限って言えば、色の濃い花と薄い花が作る濃淡も好きです。

下の画像は、買ってから10日たった時点で開いてきた花です。

別品種の花みたいです。
かわいいでしょ?