スティックロープ
花や枝を束ねる紐です。個人的には、「枝くくり専用紐」として使っています。が、これで花束をまとめる人もいるらしいです。
「花束をまとめる人もいるらしい」というのは、私のリアル知人で、これで花束を作っている人はいないからなんですが、商品の説明書きには「花束をまとめやすい」みたいなことも書いてあります。
このスティックロープなるものは、花の資材屋で売っています。私は、他の場所で売っているのを見たことが無いです。なので、結構、花業界専門ツールなのだと思いますが、引っかかりの良い紐なので、他業界でも使えるんじゃないかという気がしてなりません。
スティックロープは、簡単にいうと蝋引きにした紐です。使ったことのある人は分かると思いますが、ロールから紐をはがすときや、一本一本の紐に触った時に、ちょっとしたべたつきを感じます。あのべたつきの正体は、ロウなのです。
この蝋の力で引っかかりが良くなった紐は、大変に物をまとめやすくなります。引っかかるので、縛るときに固定しやすいのです。
私個人の使い方は、ほぼ枝を留めるためのツールです。太い枝をしばって留める以外のことに使った覚えはあまりありません。
ワイヤーやビスうちで留めるよりも良いところは、持ち運びが軽くて小さくてすむ、作業中に騒音が無い、人力だけで留められる、解体処分するときに燃えるゴミになる、などです。
特に、「燃えるゴミになる」のが便利なところで、現場でビスやワイヤーのゴミを分別するストレスが無くなります。
私は茶色しか買ったことがありませんが、たしか、緑や白もあったと思います。