自分が使った花材事典:ユーカリ(イエローガム)

イエローガムというから、黄色と思いきや、朱色の花です。

ユーカリに花咲くんですか!という人がいたりしますが、もちろん咲きます。庭木でも咲かせている人はいるし、メジャーではないけど切り花も出回っています。
当ブログでは、ユーカリの花は初登場ですが、「実付きユーカリ」ならすでにアップしています。あんな大きい実がつくのですから、花だってそこそこ目立つものが咲くのです。

上の画像は、全体の枝つきを見せようとした結果、あまり花の無いところを写してしまいました。花がたっぷりなところを写しますと……

↑こんなに強烈な朱色になります。

一つ一つの花の形が分かりやすい画像を貼ってみます。

↑細い花弁が、パッと開いています。

ユーカリの花は各色あって、私が知っている範囲でも、ピンク、黄色、白があります。花の形はどれも似たようなものですが、花弁の質感がもっとフワッフワのやつもあります。

私は、こいつのつぼみが好きなんですよね~。

丸いツルツルのつぼみが、徐々に開いてくると、花弁が一本一本ほどけるようにして咲いてきます。まるで、巻き付けた糸がほどけてくるようです。

この花弁、非常に魅力的なんですが、一つだけ「嫌われるかもしれない」と思える要素は、パラパラ散ってくること。

↑生けている間に、こんな風に散らばります。私ら慣れている人間にはなんつーことないのですが、消費者の皆さんはこういうの結構嫌います。……このくらい許してほしいです。

生けていて花を切り落としてしまった枝や、花が終わってしまった枝も、それだけで生けられます。

ただの、細葉のユーカリとして扱います。
これを捨てるのはもったいないですよ。だって、ユーカリは花無しで出回る方が多いのですから、「葉付きの枝もの」であるだけで、十分な商品価値があるのです。