落とし剣山
落とし剣山は、落とし花留め、と呼ぶこともあります
落とし剣山とは
落とし剣山とは、落としの中に剣山を仕込んであるものです。
剣山の中では、特にメジャーとも言い難く、流派によってはまったく使わないところもあるので、いけばな経験者でも、名称を知らないこともあります。
落とし剣山は、横から見たら、下の画像のように「容器」としか見えません。
↑この容器の中に剣山が仕込まれています。容器と剣山が別々ではなくて、しっかりとくっついています。
落とし剣山には水を入れられるので、それだけで「器」の機能を持っています。たとえば籠の中に落とし剣山を入れると、籠が一瞬にして花器になります。
落とし剣山は、重い!
落とし剣山は、普通の剣山と比べると、ちょっとびっくりするほど重いです。落とし剣山単体で「花器として」使うことがあるからか、軽い落とし剣山というものを、私は見たことがありません(軽いと花器にしたときにひっくり返りやすくなります)。
重いことは、持ち運びには不便ですが、重たい花材を留めるときなどは、とても頼りになります。「剣山ごとひっくり返るのを、何が何でも避けたい」というような場合(たとえば、展覧会とか)には、役立つツールになります。
落とし剣山を買うなら
落とし剣山を買える場所は、華道具屋、花器屋などです。たまに、いけばな流派の展覧会の売店でも売っています。
華道具屋になじみが無い人は、ネットで買うのが一番お手軽です。大きさ、重さをよく確認して買ってください。
落とし剣山 底付き剣山 花道具角 落とし剣山 底つき剣山 花道具
落とし剣山を使用するときの注意点
落とし剣山の使い方に、特に変わったことは無く、一般的な剣山と同様に花を挿して使いますが、花に与える水が「落とし剣山の、落としの中の水のみ」であるなら、その水の量はとても少ないと考え、と花の量と水の量のバランスを考えて使ってください。また、水切れしていないかどうかの確認も怠らないようにしましょう。
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