美咲(切り花延命剤)
切り花延命剤の美咲は、現在、私がメインで使っている薬剤の一つです。
私は長年、切り花延命剤は、特に気に入りのものが無かったため、銘柄を固定せずに使ってきました。クリザールでも、キープでも、華の精でもなんでもいい、という使い方でした。いろいろ使っても、大差ないな、と思っていたからです。
しかし数年前に使ってみて気に入り、メインに使い始めたのが美咲です。
美咲を使い始めたきっかけは、私が信頼している姉弟子が二人揃って「美咲は効く!」と断言したからです。 自分で購入し、実際に使ってみて、私も「効く!」と思ったものですから、現在も、美咲はうちのメイン薬剤の一つになっています。
切り花延命剤「美咲」はどこに売ってる?
私は、美咲を結構色々な場所で買います。資材卸で買うこともあるし、出入りしている生花店で買うこともあるし、ネットで何か買うときについでに買うこともあります。美咲は、いろいろなところで、比較的よく売ってるのを見かける延命剤です。
美咲に限らず、切り花延命剤は、結構普通にスーパーでも買えます。切り花売り場や、園芸用品売り場にありますが、棚の隅っこにあったりするので、あまり目立ってはいないかもしれません。買いたいときには、売り場をよく見てみるといいです。
切り花延命剤「美咲」の効果・成分
美咲のラベルを見ると、以下のような効果が謳ってあります。
- 水中の微生物の繁殖を防ぐ
- 花や葉の乾燥を防ぎ、花のはりツヤを長持ちさせる
- 花に栄養分を補給し、日持ちをよくさせる
成分は、「糖類・無機イオン・抗菌剤」とのこと。
注意事項としては、効果の現れにくい花もあると書いてあります。
しかし、私は「この植物に美咲は効かない」とか、「使わない方がいい」という情報は、今のところ聞いたことがありません。今後、具体的に相性の悪い花がわかったら追記します。
切り花延命剤「美咲」は、バラとカ-ネーションに良く効く
美咲は「バラに効く」という声はよく聞きます。聞くだけでなく、私もバラに良いことは実感しています。
また、カーネーションには、美咲は強烈に効くとも思っています。
これは、リアルに体感したことなので、美咲を超える薬剤が現れない限りは、私はバラとカーネーションには必ず美咲を使うつもりです。
切り花延命剤「美咲」の使い方
美咲は、多くの切花延命剤と同様に、水で薄めて使います。キャップに5ml、10ml、15mlの目盛りが入っているので、それを目安にして計測します。
うっかり濃くしすぎてしまっても害はありません(薬剤が勿体無いだけです)。
※花の展覧会などで、何がなんでも水を下げてはならない場面で使うのであれば、めんどくさいとか言わずに適量を算出して使いましょう。
切り花延命剤「美咲」の容器サイズ
一番上の画像のボトルは、320ml入りのものです。個人の花の先生や、一般家庭で買うなら、このサイズが使い易いように思います。
美咲の容器サイズは、ほかにもあって、大きいほうから並べると下のようになります。
- 20リットル……プロ用です。デカイので、私でも買いたくありません。
- 10リットル……プロ用。これでも十分デカイです。
- 2.5リットル……プロ用。同上。
- 320ml(袋)……ボトルと同じ容量ですが、固い容器ではなくて「袋」です。ウィダーインゼリーの容器みたいなやつです。
- 160ml(袋)……上記の、半分サイズの袋です。一般家庭では、これでもいいかも。
- 10ml(小袋)……1回使い切りサイズです。ボトルではなく、これをたくさん持っておきたいタイプの人もいます。(多分、持ち運びに便利なのと、計量しなくても内容量が分かるところがいいのでしょう)
私は、特に理由が無ければ、320mlのボトルか袋を買うことにしています。
いけこみなどで、少しでも荷物を小さくしたいときは、プラスチックアンプルに移して持ち歩きます。
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